アコギおやじのあこぎな日々

初老の域に達したアコギおやじ。
日々のアコースティックな雑観

お父さん、知ってなかった?

2008-01-09 | Weblog
 きょうは妻の仕事始め。妻の出勤時に、息子は予想通りにぐずった。妻の出勤間際には、何度も妻にしがみついて時間に追われる妻を困らせた。

 出勤後も、しばらくは玄関でぐずっていた。が、さすがに成長もしていた。「仕方ないことにいつまでも執着していても仕方ない」ということをもう学んでいた。泣いても無駄だと悟ったのだろう、すぐに「ご飯」。

 お父さんと一緒に長いすに並んで元気にご飯を食べた。歯を磨くときに少しぐずったが、父親が困惑している様子をみて「自分でできるよ」と自分でブラッシング。さらに「仕上げはお父さん」と私に向かって大きく口を開けてくれた。

    ◇

 幼稚園の直前の交差点の車中で、息子は自分の置かれている立場を解説した。

 「お迎えはお母さん?」

 「そうだよ」

 「やったぁ。でも、一人きりになる前に迎えに来てくれるように話してね」

 10日が始業式の幼稚園では、まだ「延長保育」である。通常のクラス別の保育でないので息子は「延長仲間」の最年少。さらにお迎えも一番遅い。一人きりになってしまうことを事前に知っているのだ。


 「うん。話しておく。一人きりになっちゃうとつまらないもんね」

 「うん。お父さん、知ってなかった?」

 「うん。知らなかった」



 息子の「知ってなかった」という言葉を「知らなかった」に矯正しようとわざと言ってみた。

 「一人きりになると寂しくなるから、寒くなるの」

 言われてみると、深淵の含みをもつ言葉である気もする。

 「でも、おにいちゃんになってきたから、我慢もできるようになったの。お父さん、知ってなかった?」



 「知ってなかった」は、まったく矯正されていなかった。まあ、そのうち直る。



 「知ってたよ。おにいちゃんになって歯磨きもできたもんね」

 「うん。我慢もできるからね。お母さんに教えてあげてね」


     ◇

 この年末年始の休暇をはさみほぼ半月ぶりの幼稚園だった。

 息子の語彙力、会話力は格段に向上した。自分を制御する能力も随分と高まったようだ。

       ◇

 きょう、頑張って午後9時ごろに帰宅した。辛うじて就寝前の息子に会えた。

 「おんぶっぷ」「怪獣ごっこ」「ぱからんぱからん」。しばらく私と遊んだあと、妻に手を引かれて寝室に向かった。「お父さん、早く寝てね。元気出るからね」。

 もうすぐ4歳。随分とおにいちゃんになった。

    ◇

 子どもとの時間をつくるために、もっと仕事の効率化を図っていこう。

 どんなに辛くとも、人には「夜」がある。子にも親にも、夜の時間は大切だ。
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