アコギおやじのあこぎな日々

初老の域に達したアコギおやじ。
日々のアコースティックな雑観

「福島の遺産(負の)」第1位発表

2007-06-11 | Weblog
 行ってきた。出張や旅行ではなく、私と妻
と息子と3人で見学だ。

 郡山から車で1時間足らずの距離にあると、
数日来、妻が何度か言っていた。土曜日の朝、
朝食を取っているときに妻が「(息子に)本
物を見せたい」と言い出した。そうか、そう
だったか。妻は、腹に一物あるとき、必ず不
器用な根回しをする。今回もそうであった。

 その日は仕事に充てるつもりだったが、急
いで最低限の仕事をこなし、正午過ぎに自宅
を出発した。

 午後一時、到着。地方のはこんなもんだろ
うか。曇天であったことは不運だったが、そ
れにしてもさびれている。

 人が、いない。まず駐車場、車はあるが人
の姿は皆無。時間が悪いのだろうか。建物ま
で歩いてもすれ違う人はゼロ。建物の中に入
るとようやく出遭ったが、建物や関連会社の
職員だった。3階の見学デッキにはさすがに
親子連れなど計10人くらいの人がいた。

 妻が調べてくれて時刻を合わせて来たので
、札幌行きのが一機滑走路にいた。

 プロペラが付いたかなり小さな機だ。20
年ほど前、高知から宮崎に飛んだが、そのと
きと多分同じサイズだ。同じくプロペラ付き
の、タヒチ島パペーテからボラボラ島バイタ
ペまで飛んだときの機より少し小さい気がし
た。

 息子は、到着直前に眠ってしまったいた。
機が飛び立つ直前に妻が無理やり起こして、
なんとか息子に本物を見せるという目的は果
たせたが、あまり感動してくれなかった。眠
気もあったろうが、施設自体も機もなんだか
しょぼくて…。

 建物内のレストランで昼食を取った。
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………………………、本当にこんなんでいい
の?

 もう少しなんとかしないと。本当にタイヘ
ンなことになると思う。ものすごい税金をつ
かって建てて、維持して、これからも続ける
つもりなんだろうから。もっと本気で魅力づ
くりをしないと。

 もとをたどれば、県の役人や土建業者の金
じゃない。おれたちの金で建てたんだ。つく
った人、だれなの?

 つぶれたら、企画した人、建設に踏み切っ
た人は腹を切ってほしい。そんなんじゃ全く
足りないけど、とりあえず責任を取ってよ。
取りたくなるでしょ、こんな現状を見たら。

 息子を含めてこの日空港に来ていた人たち
の一番人気はウルトラマンの像だったなんて
、とてもじゃないが冗談にもならない。

 建てた人に先見の才がなさすぎたのも問題
だけど、この現状に甘んじている人たちの感
覚も相当にすごい。

 現状を冷静に、勇気をもって見つめ直して
、廃止に踏み切ってはどうだろうか。「福島
の遺産(「負の」部門)」第1位でしょ、間
違いなく。残しちゃだめでしょ、福島空港は。
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