アコギおやじのあこぎな日々

初老の域に達したアコギおやじ。
日々のアコースティックな雑観

公園を独占

2010-05-19 | Weblog
 今年の春は、寒さのぶり返しが随分と長く続いた。


 桜の開花後にも真冬のように寒い日が何度もあり、そのために桜の花は散る時を何度も逸し続けて、例年と比べると随分と長く楽しめた。

 結局、自宅前の公園では、4月はじめに開花してからゴールデンウイークの初めまで、ほぼ1カ月も桜が楽しめた。


 ゴールデンウイークに入ったばかりの4月29日。

 長かった桜の季節の終わりは、唐突にやってきた。

 前夜の強い風と雨。自宅前の公園でも、桜の花びらがようやく落ちた。粘土質の露地の遊具広場では、無数の桜の花びらが、まるで雪が積もったように地面を覆った。



 一方、石敷きの舗道では、散った大量の桜の花びらが雨に集められ、ついには排水口を塞ぎ、逃げ場を失った水があふれて川のようになった。



 息子は、水深10センチほどになった舗道を自転車で何度も往復した。前輪が水の層を切り裂き、後輪は水を絡めとって跳ね上げる。水の抵抗に負けて何度か失速してしまいズックは水だらけ。

 そうすると、今度は、自宅に戻って長靴に履き替えて、川になった舗道を水しぶきを上げて歩き始めた。2枚目の写真の中央やや上あたり、かなり小さいが、人影は息子である。これも、かなりダイナミックで楽しい(あとで女房に叱られたが…)。

 いつもは散歩する人が多い公園も、水浸しの上に、さらに肌寒い夕刻には、だれもいなくなった。

 広い公園を息子と二人で独占して遊びまくった。


 寒さのぶり返しと、時ならぬ嵐。変な春だったが、おかげで、いつにない贅沢な公園遊びができた。
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