アコギおやじのあこぎな日々

初老の域に達したアコギおやじ。
日々のアコースティックな雑観

虫ごときであたふたするな

2016-08-02 | Weblog


 日中、羽鳥湖高原の林の中を歩いてきた。

 清涼な林の空気を満喫。

 も、つかの間。

 すぐにアブが寄って来て、うるさくてしょうがない。

 刺されてもそれほど痛くはないが、かゆさは蚊よりずっと長く続く。

 ムシに困らされる感覚を久しぶりに思い出した。



 20年前まで、7年続けて夏の北海道にバイクで1週間のキャンプツーリングに出かけていた。

 行き帰りの2泊はフェリー、道内の5泊はテント。

 オートキャンプ場は避けた。電源のあるところは、キャンプの本来の楽しみが味わえない。

 第一、夜になっても宴会騒ぎをしているイナカモノ軍団がいる。

 人が寝ているテントの隣で花火をやり始めるバカ家族もいる。

 なにより、暗くならないから星空が見えない。

 人がいない分ムシだらけになるが、なにしろ、キャンプ大魔王だった俺が言うのだから間違いない。電気、水道のないキャンプ場がよい。

 夜の静寂と星空を楽しみたいのなら、オートキャンプ場なんぞに高い金を払って入場しないほうがいい。



 羽鳥湖高原の林の中でアブの攻撃を受けながら、このところ野外泊をしていないことに気付いた。

 4年前に息子と二人でテント2連泊をして以来、テントもタープもしまい込んだままだ。


 息子が小学生になってから毎年夏、アウトドア嫌いの妻は参加を拒み続けたが、息子をキャンプ場に連れ出し、親子二人キャンプ行脚をしていた。

 が、そのうち電源と水道の付いたオートキャンプ場に堕落。息子の友達もあずかったときは、常設テントなるものを使ってしまった。

 オートキャンプ場にシーズン中、張られっぱなしになっているテントだが、高床の上にあるので降雨に備えてのテント周囲の排水処理をしなくといいし、寝床は最初から平らだ。なにより暴れん坊の小学生男児2人をかかえてテント設営やら撤去やらは、大人一人では正直きつかった。翌年は、コテージにまで堕落した。


 虫ごときであたふたしていたきょうの自分に、今になってなんだか腹が立ってきた。

 一晩でいい、この夏は久しぶりに屋外で寝てみよう。息子は、もう付き合ってくれないだろう。1人泊は北海道の百人浜キャンプ場以来。

 
 思えば、息子と二人だけの新潟の山中、三川キャンプ場で見た、あの宝石をばらまいたような星空。

 あの空の下で息子と共有した時間は、本当に得難い時間だったんだな。

 キャンプ場には俺たち親子のみ。



 そういえば、アブだらけだった。

 ヒト2匹に対して、アブは10万匹ぐらいいたな。

 
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« オリンピックは規模を大きく... | トップ | 「夏休み子ども科学電話相談... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事