Diary of Caviargirl

ホラー、ゾンビ、チェコ、虫、ヤドカリ、コマ撮り、ピンクな物事…キャビアガールの好奇心日記。

かもめ食堂

2006-04-23 01:44:18 | movie
書きたいことが山ほどあるのに、全然書けてません。
いろいろなことがあった週だった。
とりあえず、先週末観た映画レビューから。

『かもめ食堂』
恵比寿ガーデンシネマにて鑑賞。
そこそこ期待して行ったんだけど、それ以上によかった~。
どこが?って聞かれると、具体的に答えるのが難しいんだけど、フィンランドという土地と、人々、料理、キッチン道具・・・すべての佇まいが良い。
静かで優しくて、清潔で、しゃんとしている。
小林聡美も片桐はいりももちろん良かったんですが、何といっても、もたいまさこ最高です。他の人には絶対出せないあのムード。何なんでしょう。

この映画、クウネル系雑誌の愛読者なんかは、胸貫かれるのではないでしょうか。
触発されてフィンランドに行く人も絶対いるはず。
「こんな生き方の選択があったんだ」と。

“いまいち”という意見の人もいるみたいだけど、もし観ようか迷っている人がいたら、私は観に行くことをおすすめします。
気分が落ちてるときと心穏やかなとき、どちらの気分にもフィットしてくれる映画だと思うし。


続けて、片桐はいりのフィンランド旅エッセイ『わたしのマトカ』も読んだのだけど、これまた良くって。
初著書と思えないほど上手い。そこらの旅エッセイより上手いよ。
しかも、帰国してから執筆の話が来たため、撮影中いっさいメモをとっていなかった、というのも驚き。
ひとつひとつの表現も丁寧で、ちゃんと自分オリジナルの表現をしようとしているし、中身もしっかり詰まってる。彼女の好奇心がキラキラと輝いて浮かび上がってくるようです。
フィンランド以外の旅にまつわるエピソードも惜しみなく披露され、彼女の旅スタイルの魅力が伝わってきます。ゴムのような味の飴を味わい、世界各国のマッサージを試し、「地獄」という名のクラブでモテるはいりさん。あんな風に人と関われるのは、うらやましい、と思ってしまう。

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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
背離。 (カネック)
2006-04-23 13:22:27
きのう、友達が

「渋谷で片桐はいり見た」

と言ってましたよ。

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素敵。 (Volume5.6)
2006-04-23 17:53:34
私も初日に見に行きました!穏やかでしっかりした映画でしたね。
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Unknown (caviargirl)
2006-04-23 20:37:50
カネックさん、

はいりさんは、顔が映るだけで客席から笑いが起こっていました。

クレジットで名前が出たとたん笑ってた人もいて・・・。

すごい人です



Volume5.6さん、

初コメントありがとうございます☆

調布で一緒に会っちゃいましたもんね、はいりさん。

恐怖の携帯女からミドリさんまで、芸の幅広いですね。



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