ハーブティーを飲みながら…

庭にハーブの花が咲いている

うす紫色のちいさな花だけど

去年の春に買い求め

名前も忘れたけれど
熱い夏も
やりすごしてくれた

この花を見つめていると
心がポワンと温かくなる

ささやかな命だけど
生きる大切さを教えてくれる

大切にするね
これからも....

だからずっと
そこにいて…

出会いは、まるで…

出会いは まるで台風のよう

突然やって来て
逃げるひまなかったの

私たちも出会いは ふたりだけのもの

出会いは まるで砂嵐のよう

突然やって来て
逃げるひまなかったの

私たちの出会いは 二人だけのもの

世界の終わりに…

今日も恋人たちが愛し合う
まるで今日が世界の終りのように
息つくまもなく激しく熱く

朝陽が赤く空を染めはじめると
あなたを思い出す
夕陽がオレンジ色に空を染める頃
あなたが恋しくなる

今日の世界が終わっても
明日の世界が待っている
愛し合う二人を
世界はいつも見守っている

至福の時…

美術館に行くと
透けるような眼差しをなげかけてくる
女の子の絵がある

ベンチに座って見つめていると
心の迷いもいつしか消える
遠い時をかけた私の親友

美術館に行くと
寒い公園でやさしく見つめ合う
恋人たちのの絵がある

静かに見つめていると
穏やかな愛がこころいっぱい広がる
遠い時をかけた憧れの恋人たち

久しぶりに夜空を見上げてみた

久しぶりに夜空を見上げてみた
空気が澄んでいるため　星がはっきり輝いていた
星座の配置が秋へと変わり
静かな静寂があたりを包んでいた
一年の半分がもう過ぎてしまった

久しぶりに夜空を見上げてみた
今なら、私の星座も見ることができる
やさしそうなお月様の下
お気に入りの詩集をめくってみた
愛と希望の言葉が踊っていた