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志村辰弥神父『キリスト教について - 神の示しによる人の道』、5

2016-07-24 04:58:05 | キリスト教入門
志村辰弥神父『キリスト教について - 神の示しによる人の道』

2、人

◆ 人とは何ものか?

 人は、肉体と霊魂があわせられたものです。霊魂は、神によってつくられた霊で、人の生命と精神活動のもとです。人に霊魂があることは、理解したり、判断したり、自由に行動したりする純粋の精神的働きがあることによってわかります。たとえは、時計をみて時間を計るものであることを理解し、愛は正義にまさる徳であると判断し、他人のためにいのちを献げるように決心して、それを実行することなどです。人間には知恵があるから、文化をつくり、すばらしい進歩や発展をして行きます。動物には知恵がないから、いつも本能で生き、進歩がありません。そこに人間と動物との大きな相違があり、人間が万物の霊長としてすべてのものを支配する所以であります。

 聖書によれば、霊魂は神の姿に似てつくられた霊であるから、この上なく尊く、また偉大な存在であります。人の生命の尊さや生きる権利の重大さは、それにもとづいているのです。

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