浦川和三郎司教『基督信者宝鑑』天主堂出版、大正8年発行
2-3
終にキリスト様は、御よみがえりなされてからというものは、全く、この世の御方ではなかった。その思いも、その望みも、その心も、全く天に在す御父の方へと馳せ昇って居るのでありました。
同じく、キリスト信者たる者は、目が醒めるとすぐに、身も心も天主様に献げねばならぬ。自分の心を献げて天主様を想い、自分の口を献げてイエズス、マリアの聖名をとなえつつ、聖衣なりメダイなりを恭しく接吻し、自分の手を献じて十字架の印をなし、ひざまづいて次の祈祷をとなえます。
1
主よ、我は伏して主をおがみ、心の底より主を愛し、今日までかたじけなうせし数々の御恩、殊に昨夜、我を無事に護りくだされし御恵を感謝し奉る
2
主よ、今日の思い、言葉、行い、苦しみはすべてイエズス、マリアの思い、言葉、行い、苦しみにあわせて主に献げ奉る。なお、今日のうちに蒙らるるだけの贖有はことごとく蒙りたきものと望み奉る。
3
今日はどのようなことありとも、罪を犯して主に背くまじと決心し奉る。願わくは、御手を伸べて我を護り給え。聖母マリアよ、御陰の下に我を庇い給え。
守護の天使、保護の聖人よ、我を助け給え。
終に聖母の元罪の汚れなき御やどりを祝し、そのおかげを以て清浄の徳を求めて頂く為に、天使祝詞を3度となえ、一度ごとに次の祈りを加えなさい。
ああ、マリアよ、御身のけがれなき御やどりによりて、我が肉身を清らかならしめ、我が霊魂を聖ならしめ給え。アーメン
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終にキリスト様は、御よみがえりなされてからというものは、全く、この世の御方ではなかった。その思いも、その望みも、その心も、全く天に在す御父の方へと馳せ昇って居るのでありました。
同じく、キリスト信者たる者は、目が醒めるとすぐに、身も心も天主様に献げねばならぬ。自分の心を献げて天主様を想い、自分の口を献げてイエズス、マリアの聖名をとなえつつ、聖衣なりメダイなりを恭しく接吻し、自分の手を献じて十字架の印をなし、ひざまづいて次の祈祷をとなえます。
1
主よ、我は伏して主をおがみ、心の底より主を愛し、今日までかたじけなうせし数々の御恩、殊に昨夜、我を無事に護りくだされし御恵を感謝し奉る
2
主よ、今日の思い、言葉、行い、苦しみはすべてイエズス、マリアの思い、言葉、行い、苦しみにあわせて主に献げ奉る。なお、今日のうちに蒙らるるだけの贖有はことごとく蒙りたきものと望み奉る。
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今日はどのようなことありとも、罪を犯して主に背くまじと決心し奉る。願わくは、御手を伸べて我を護り給え。聖母マリアよ、御陰の下に我を庇い給え。
守護の天使、保護の聖人よ、我を助け給え。
終に聖母の元罪の汚れなき御やどりを祝し、そのおかげを以て清浄の徳を求めて頂く為に、天使祝詞を3度となえ、一度ごとに次の祈りを加えなさい。
ああ、マリアよ、御身のけがれなき御やどりによりて、我が肉身を清らかならしめ、我が霊魂を聖ならしめ給え。アーメン