カトリック情報 Catholics in Japan

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長時間のだらだらより短時間の熱心  聖マキシミリアノ・コルベ

2018-04-08 07:06:20 | 格言・みことば
熱心さは短い時間に、長い年月かけてほどほどにする神への奉仕より、多くの功徳をつむことができる。

聖マキシミリアノ・コルベ

聖ペルペトゥオ司教

2018-04-08 07:05:20 | 聖人伝
聖ペルペトゥオ司教          記念日 4月8日



 ペルペトゥオは、5世紀の中頃、フランスのトゥール市の司教になった。彼は貧しい人々を後継者として自分の財産であった牧場や森、ぶどう園、家屋、庭園、水車、金や銀、そして衣服まで、彼等に施すことを生前から遺言していた。

 彼が尊敬していた聖人は聖マルティノであった。マルティノは軍人で、マントを切り裂いて半分を乞食に与えた聖人である。その墓はトゥールの大聖堂の中にあったが、ペルペトゥアはこの建物を再建して、多数の巡礼者たちが宿泊できるようにした。

 ペルペトゥオは教区民に、教会の祝日を除く毎水曜日と毎金曜日に大斉を守るように布告に出し、なお、年間の月曜日にも数度、大斉日を定めた。彼の影響は非常に大きかったので、その死後13世紀たってから聖人の遺言書だと言って、次のような偽りの文書を作った者がいた。
 「わが愛する兄弟、私の冠、私の喜びであるキリストの貧しい者たち、病人とやもめ、孤児たちよ。私はあなたたちを私のあと継ぎとして宣言します」。この遺言書はにせ物であったとはいえ、聖ペルペトゥオの精神がにじみ出ている文書である。



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浦川和三郎司教「第1課 私生活の30年」『新約のはなし』1949年、中央出版社

2018-04-08 07:03:40 | 新・旧約聖書まとめ
浦川和三郎司教『新約のはなし』1949年、中央出版社

「第1課 私生活の30年」

(1)大天使のお告げと聖母のエリザベト訪問


○大天使のお告げを話してください。

△童貞聖マリアは、聖ヨアキムと聖アンナの娘で、ナザレトに住んでおられました。ある日、お祈りしておられますと、大天使ガブリエルが御前に現れて、天主様から救い主の御母に選ばれなさったことを告げて、

「慶たし(めでたし)
 聖寵 充ち満てるマリア
 主、御身とともにまします、
 御身は女のうちにて祝せられる」

と、お祝いの詞をのべました。


○このお祝いの詞をきいて、マリア様は何と思われましたか。

△謙遜深いマリア様のことですから、こうしたほめ言葉を聞いて、大層な胸騒ぎを覚えられました。
大天使はつづいて申します

 「恐れなさいますな、マリア様 あなたは、神さまの御前に聖寵を得られました。あなたは、一子をお挙げになりましょう。その名をイエズスと付けなさい。それこそ偉大にして最高き者の子と呼ばれ給うでありましょう」

と。


○そのとき、マリア様は何と御返答になりましたか。

△そのとき、マリア様は、いたく謙遜して、

 「わたしは、主の めしつかい でございます。仰せのとおりに私になりますように」

とお答えになりました。この御答がマリア様の御唇を洩れ出るや、たちまち天主の御子、聖三位の第二位は、聖霊の奇特によって、童貞聖マリアの御胎内にやどらせなさったのであります。


○御子の御託身後、マリア様は、誰を御訪問になりましたか。

△御子の後託身後、マリア様は御自分の従姉(いとこ)にあたるエリザベトを御訪問になりました。そのとき、エリザベトは洗者ヨハネを胎内にやどしていたのですが、マリア様の御挨拶を耳にするや、胎内のヨハネは喜びに躍り、エリザベトもまた聖霊に満たされて、声高く叫びました。

 「あなたは女のうちにて祝せられ 御胎内の御子も祝せられたもう。 ああ、私は何によって、わが主の御母からお訪ねして頂くことが できたのでしょう。」
と。

 マリア様は、エリザベトのほめ言葉に対して、マグニフィカトという立派な讃美歌を歌い、天主様の御恩を感謝せられました。

教訓

 聖母が誉れを受けて、それを天主様に捧げ、我が身は「主の めしつかい なり」と謙遜し給うたことは、私たちの模範とすべきところではありませんか。



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