Catherine's Farm 【家庭菜園日記】

昨年から始めた家庭菜園にめっちゃハマっています。
私のお気に入りの畑の様子と、日々の出来事を綴って行きたいと思います★

私と 夫と babyちゃん …と、周りの人々

2005年06月21日 22時56分09秒 | Baby

不育症に立ち向かうお友達のブログを読んで、私の場合を書きたいと思いました。
ものすごく長文なので、興味のある方だけ読んで下さい。


不妊症・不育症って、関係の無い人にはピンとこない問題かもしれないけど、本人にとったら、まさに人生最大の難関です。

 結婚 → 妊娠 → 出産 = 一人前の家庭を築くコト

そんな図式が漠然とあって、その軌道に乗れない自分が“欠陥”みたいに思えて
私だって、「結婚したら子供が出来る」って、ごくフツ-の事だと思ってました。不妊症なんて他人事だと。 
まして、不育症なんて言葉すら知りませんでした。

まさか自分が…って。

それなのに、外野はこっちの胸のうちも知らずに、好き勝手な野次を飛ばして来ます。
「子供はまだ?」 「早く作ったら?可愛いのに」 「年を取ってからだと大変だよ」 …云々

うるっさい!っちゅうねん そんなんわかってる~!

うちの場合、それは私の両親でした。
嫁いだ娘が、いつまでも好きなコトばっかりして遊びまわってる(と見える)のが親として心配だったのでしょう。
顔を合わせると 「子供はまだか?」攻撃で、喧嘩ばっかりでした
…と言うか、その話題になると私がムクれて黙り込むパタ-ンです。
「欲しいけどなかなか出来ない」とは、心配させたくないから言っていなかったので。

期待・落胆・期待・落胆… 
毎月その繰り返しを味わう私の気持ちなんて知らないクセに…

でも、ついに私の所にもbabyちゃんがやって来てくれたのです
嬉しくて嬉しくて、それと同じ位に親を喜ばせたい一心で、すぐに報告しました。
「そうか~、そうか~」 あんなに嬉しそうな親の声は、今でも耳を離れません。義両親も喜んでくれました。 何と言っても、待望の長男の子供ですから。

でも… その数日後、今度は悲しい報告をしなければならなくなってしまいました。
それ以来、両方の両親から “孫” を催促されたことはありません。

2度目の妊娠が分かった時には、さすがにいつ報告するか悩みました。あんなに喜ばせておいて、あんなにガッカリさせてしまったのだから…。しかし、報告する間も無く、またbabyちゃんはお空に帰ってしまいました

だから、両方の両親達は、2回目の流産の事を知りません。
そして、私が不育症の検査を受けている事も、知りません。

そんな私の一番の味方は、夫だと思っています。
彼が支えてくれるから、私はこうして前に進んでいられます。

ただ、1度だけ、どうしても許せない出来事がありました。
私が妊娠中に、夫の実家でマッサ-ジチェアを使った事があるのですが、「妊娠中にマッサ-ジチェアを使うのは良くない」と、義母が人から聞いたらしく「流産したのは、あの子があれを使ったからじゃないの?」と言ったそうです。
そして、それをそのまま私に伝えた夫… ショックでした

初期の流産は、胎児側に原因が有る事が殆どです。
そんな事、何度も話し合って夫も分かっている筈なのに。

何も知らない人が勝手な事を言うのは、仕方の無い事だと割り切れます。でも、夫はいつでも私の味方であって欲しいし、心無い外野から庇って欲しいのです。
悲しくて悲しくて… 家出をしたいくらいでした。

何日も機嫌の直らない私に、夫も困った様子でした。
悪気も無く、軽い気持ちで言ったのだと言う事は、私にも分かっています。でも、このまま なぁなぁで流すのではなく、ちゃんと私の気持ちも分かって欲しい

そこで、私はある HP を、夫のパソコンのスタ-トアップ画面に登録しておきました。
夫が立ち上げたら、自動的にそのHPを読む事になります。 

私に言われるより、人にアドバイスされたほうが効果があったようです。客観的に冷静に、感情的にならずに私の気持ちを伝えることに成功しました。それ以来、夫は以前に増して、私の良きパ-トナ-でいてくれます。

不妊・不育を克服する為には、夫婦の協力なくしては望めません。
どうぜ、私の気持ちなんて分からない… なんて、諦めたらずっと分かり合えないまま。
これからも、ちゃんと自分の気持ちを伝える努力もして
お互いがお互いを “一番の味方” って思える関係でありたいと思います




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2 コメント

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トラバありがとう♪ (viviko)
2005-06-22 20:16:58
catherineちゃんの記事、何回も読んじゃったよ。

旦那さんと、そんなことがあったんだね・・・・。

私もね、結局義母は何も知らないわけで(不育のこととか)、とやかく言われても仕方ないのかな~とは思うんだけど(ムカつくけどね)、旦那にはいつでも私の味方でいてほしいんだよね。

なのに全然無関心というかなんというか・・・。

私も「言えばいいんでしょ」って言われた時は家出しようと思ったよ(苦笑)

でも実家に帰っても親を心配させるだけだし、結局何にも解決にはならないんだなーって思って止めたけどね・・・・。

ポコズママの会、私も流産したときは、ここで何度も救われたよ。

そして「ママの気持ち」を今見て、これを泣きながら見てたときのこと、そして今でも悲しみが消えてはいないんだなって思いがこみ上げてきて、不覚にもまた泣いちゃったよ

旦那はすっかり過去のことになってるけど、私にはやっぱり過去のことじゃないんだなーって思った。

でもこのHPを見て、何かを感じれた旦那さんはスバラシイよ

catherineちゃんの辛さや悲しさに、きちんと向き合えたってことだものね。

うちの旦那はどうかな~?きっと「ふーん」くらいかもしれない

でもね、話し合いって本当に大切なんだなって思った。誰のことでもない、私と旦那の子供のことだもんね。

ありがとね、元気出たよ私もcatherineちゃん夫婦みたいになれたらいいな~

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vivikoちゃんへ♪ (catherine)
2005-06-22 21:05:06
日が経つにつれ、旦那や周りの人にとっては“過去”の事になっていくのだろうけど、あの悲しみはずっと私たちの胸の中に残ってて、消えることは無いよね。

笑ってても元気にしてても、心のずっと深い部分に悲しみを抱えてる。

今でも、ふっとした瞬間に気持ちが込み上げてきちゃう事があって、涙が溢れてきたりするよ



でも、思い出してあげることも供養になるって言うし、忘れる必要も無いって思ってるよ。



同じ経験をした者同士なら、気持ちを理解してくれて、分かり合える部分も多いと思う。

だけど、vivikoちゃんが本当に分かってもらいたい相手は旦那様なんだから、時間がかかっても、正直な気持ちや悲しみ・苦しみも伝えて行けるといいね。

最初は思うように伝わらなくて、余計に悲しくなったりする事もあるかもしれない。でも、「もういい!」って投げ出しちゃ、何にも変わらないもん。



vivikoちゃん、応援してるよ



強がり過ぎないで

もっと甘えてもいいんだよ







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