昨日、実家の父から呼び出され、夜に一人で実家へ向かいました。
照れ屋の父から電話してくるなんて、今まで1度も無かった事です。
「お母さんの事で話があるから、来て欲しい。旦那さんには内緒にしてくれるか」 と。
すごく嫌な胸騒ぎがして
「なんでなん?ちゃんと言って」
と、言いましたが、電話では言いたくない と。
行きたくない、聞きたくない、知りたくない、イヤだイヤだ…
色んな悪い想像が胸に膨らんで、逃げ出したい気持ちで一杯でした。
家に近づくと、近くの公園で父が一人で待っていました。
いよいよ只事では無いと確信しました。
二人、ベンチに座り… 父が静かに話し出しました。
「お母さん、病気になってしまったんや… 癌や…」
頭がグルグルして、父の言葉が遠くに聞こえます。
癌… それは乳癌で、しかもかなり進行している可能性があるようです。母は、もうだいぶ前から自分の異変に気付いていたようですが、父にも誰にも言い出す勇気が無く、病院にすら行けなかったのです。
他に転移しているかどうかは、再来週に検査入院して調べるそうです。胸の癌もかなり大きくなっているので、すぐには手術も出来ないらしく、薬で小さくした上で、半年後に手術をするそうです。
一通り父から話を聞いた後、家に向かうと母はなかなかお勝手から出てきません。
でも、泣いている様子が伝わってきます。
どうして? どうして? なんでお母さんが? なんでなん!
誰に向かって怒ればいいのか
どこにこの気持ちをぶつけたらいいのか
分かりません
母は、ずっと泣いていました。
気持ちが弱ったら、身体が病気に負けてしまうやん!
そう思うのに、「元気だしなよ」 なんて、とても言えません。
再来週の検査入院で、薬の副作用で髪が抜けてしまうそうです。
女として、どんなに辛いことでしょう。
「カツラが欲しいの…」
泣き腫らした顔で、母が言いました。
何でもしてあげる。
お母さんがして欲しいこと、何でもしてあげるから
だから、笑って 元気出して 病気と闘う勇気を持って欲しい
オ-ダ-メイドのかつらを用意するには、時間がかかります。
でも、髪を無くす不安は大きく、とりあえず簡単な物でも手元に有る方が母も少しは気が楽になるらしく、今日、市販の物を見に連れて行くことにしました。
帰り道、「家に着くまで、絶対に泣かない」 自分の中で賭けをしながら帰りました。
泣いたら 「助からない」 と認めるようで、懸命にこらえました。
夫は帰りが遅いので、私が帰った時にはまだ家に居ませんでしたが、帰って来た夫に、全てを打ち明けました。
「お母さんの前では泣いたらあかんで。泣くならこの家に帰って来てからにしなな」
夫はそう言いました。
私は母の前では、決して泣くまいと思います。
私が出来る事は、母を力付ける事だけだから。
神様 どうか どうか母を助けて下さい
今迄のブログにコメントを頂いた方、
ごめんなさい お返事もう少し待って下さいね
私も母を支えられる様、元気を蓄えます
だから少し時間を下さい
照れ屋の父から電話してくるなんて、今まで1度も無かった事です。
「お母さんの事で話があるから、来て欲しい。旦那さんには内緒にしてくれるか」 と。
すごく嫌な胸騒ぎがして
「なんでなん?ちゃんと言って」
と、言いましたが、電話では言いたくない と。
行きたくない、聞きたくない、知りたくない、イヤだイヤだ…
色んな悪い想像が胸に膨らんで、逃げ出したい気持ちで一杯でした。
家に近づくと、近くの公園で父が一人で待っていました。
いよいよ只事では無いと確信しました。
二人、ベンチに座り… 父が静かに話し出しました。
「お母さん、病気になってしまったんや… 癌や…」
頭がグルグルして、父の言葉が遠くに聞こえます。
癌… それは乳癌で、しかもかなり進行している可能性があるようです。母は、もうだいぶ前から自分の異変に気付いていたようですが、父にも誰にも言い出す勇気が無く、病院にすら行けなかったのです。
他に転移しているかどうかは、再来週に検査入院して調べるそうです。胸の癌もかなり大きくなっているので、すぐには手術も出来ないらしく、薬で小さくした上で、半年後に手術をするそうです。
一通り父から話を聞いた後、家に向かうと母はなかなかお勝手から出てきません。
でも、泣いている様子が伝わってきます。
どうして? どうして? なんでお母さんが? なんでなん!
誰に向かって怒ればいいのか
どこにこの気持ちをぶつけたらいいのか
分かりません
母は、ずっと泣いていました。
気持ちが弱ったら、身体が病気に負けてしまうやん!
そう思うのに、「元気だしなよ」 なんて、とても言えません。
再来週の検査入院で、薬の副作用で髪が抜けてしまうそうです。
女として、どんなに辛いことでしょう。
「カツラが欲しいの…」
泣き腫らした顔で、母が言いました。
何でもしてあげる。
お母さんがして欲しいこと、何でもしてあげるから
だから、笑って 元気出して 病気と闘う勇気を持って欲しい
オ-ダ-メイドのかつらを用意するには、時間がかかります。
でも、髪を無くす不安は大きく、とりあえず簡単な物でも手元に有る方が母も少しは気が楽になるらしく、今日、市販の物を見に連れて行くことにしました。
帰り道、「家に着くまで、絶対に泣かない」 自分の中で賭けをしながら帰りました。
泣いたら 「助からない」 と認めるようで、懸命にこらえました。
夫は帰りが遅いので、私が帰った時にはまだ家に居ませんでしたが、帰って来た夫に、全てを打ち明けました。
「お母さんの前では泣いたらあかんで。泣くならこの家に帰って来てからにしなな」
夫はそう言いました。
私は母の前では、決して泣くまいと思います。
私が出来る事は、母を力付ける事だけだから。
神様 どうか どうか母を助けて下さい
今迄のブログにコメントを頂いた方、
ごめんなさい お返事もう少し待って下さいね
私も母を支えられる様、元気を蓄えます
だから少し時間を下さい