今日から3日間、母は検査入院です。
私は仕事なので送って行けませんでしたが、仕事帰りに見舞いに寄りました。病室には父も付き添っていましたが、先日転移していなかった事が分かってから二人共ぐっと雰囲気が明るくなって、一安心です
母が癌だと宣告されて思う事…
それは
癌検診を皆さんに勧めたい!という事。
実は、私の胸にもシコリが有ります。 もう、数年前からそれは有ります。
「ま、まさか、乳癌…?」
一番最初に気付いた時、それこそ目の前が真っ暗になり、恐怖で涙がボタボタとこぼれました。
怖くて怖くて…、怖過ぎて病院へ行く勇気がどうしても有りませんでした。
気のせいなんかじゃなく、間違い無く 不安の塊のシコリがそこに有るのに。
早く行かな…
早期発見が治療の第1歩って言うやん…
こうしてる間に、他へ転移して取り返しが付かなくなるかもしれへん…
分かっているのに、行けませんでした
だから、私は母に向かって 「どうしてもっと早く病院へ行かんかったん!」 とは責める事が出来ません。 怖くて行けなかった気持ち、痛いほど分かるから。
勇気を出して市の癌検診に申し込んだのは、シコリに気付いてから、既に1年以上も経った後でした。もちろん、触診で直ぐに引っ掛かり、エコ-に回されても当然また引っ掛かりました。そこで紹介状を書いて貰い、乳腺外来への受診を勧められました。
やっぱり… と言う気持ちで、覚悟はしていたつもりなのに、それでもまた、病院へ行く勇気が持てずにウジウジと迷いながら過ごしました。
人が聞いたら、「アホっちゃう?はよ行かんかい!」って思うのでしょうが、“癌”だと宣告される恐怖、それを受け止める自信がどうしてもありませんでした。
やっと病院を受診したのは、癌検診からまたもや半年以上が過ぎてからでした。そこで細胞診をして貰い、その結果は… “繊維線種” との診断でした。
その当時付き合っていた今の夫が、一緒に結果を聞きに行ってくれたのですが、結果を聞き、診察室を出た所で、ホッとしてまたボロボロ泣いてしまいました
もし癌であったなら…
結婚の約束も無かった事にしよう、そう自分の心の中で決めていたので。
悪性ではないので、そのまま年1回の受診の経過観察で過ごしています。でも、今回母の癌が分かったので、今後は毎年細胞診をして貰うつもりです。近親者に癌の人が居ると、自分も癌になる危険性が格段に上がる為です。
子宮癌検診・胃癌検診・胸部検診・基本健康診査 これらを私は毎年受けています。(妊娠の可能性がある場合は、胃癌検診・胸部検診は受けられませんが) そして、周りの友達には 「癌検診受けやなアカンで!」 と勧めています。
だから、みなさんにもどうしてもお勧めしたいのです!
面倒臭がらず 怖がらず 恥ずかしがらず
どうか、どうか勇気を出して
癌検診を受けて下さい!