気まぐれ徒然かすみ草

近藤かすみ 

京都に生きて 短歌と遊ぶ

箸先にひとつぶひとつぶ摘みたる煮豆それぞれ照る光もつ

駅へ 松村正直歌集

2004-12-12 14:36:36 | つれづれ
紳士服売場にならぶ何ひとつ記憶のしわを持たないスーツ

自動車にはねられて死にたくはない特に三菱パジェロミニには

結婚して子供育てて一人前と母は言う母がそうしてきたから

ゆうぐれに君は女の人なれば女の人のように手を振る

男らしさをおそらく期待されている場面を思うほどにうつむく

(松村正直 駅へ ながらみ書房)

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大学卒業後、函館、福島、大分など各地でフリーターとして生きてきた歌人。
この一冊を読めば、彼の正直な人柄がわかる気がする。ジェンダー、ステップファミリーという観点からも興味ふかく読める。素直でわかりやすい歌いぶり。結婚して家庭をもって、今後どんどん歌人として飛躍できる人。応援したくなる人である。



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