気まぐれ徒然かすみ草

近藤かすみ 

京都に生きて 短歌と遊ぶ

箸先にひとつぶひとつぶ摘みたる煮豆それぞれ照る光もつ

向日葵

2005-11-08 21:35:26 | つれづれ
みづからに咲かせし花の重たさに向日葵が影うつむきてゐつ

秋の陽のなかやわらかに影揺れて柵のむかうにきりんの母子(おやこ)

とほざかる傘の紫紺は雨のなかそれより長く忘れ得ざりき

(春畑茜 中部短歌10月号)

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縁あって、贈っていただいた中部短歌で春畑茜さんの歌に出会う。
なんとなくの想像だが、ある情景を思って胸が締め付けられるように感じる。こういう歌の読み方は邪道なんだろうが・・・

今月も〆切に間に合うように、しかし粘って詠草を投函。原稿用紙に清書してコピーするのだがいつも途中で気に入らずに何度も書き直す。切手を貼ったか、様を書き落としていないか、何度も確認する。
郵便事故のないことを祈って・・・あとは知らない。

くれなゐのポストの口から異界へと行きて帰らぬわたくしの歌
(近藤かすみ)

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4 コメント

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ありがとうございます (はるはたあかね)
2005-11-10 15:11:10
かすみさん、こんにちは(^^)

とり上げてくださってありがとうございます。



わたしも詠草の原稿、何度か書き直したりします。ボツにした用紙は3~4枚をホッチキスでとめて、裏側を歌の推敲用に使っています(笑)。

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中部短歌 (かすみ)
2005-11-11 01:21:22
はるはたさん こんばんは。

中部短歌で賞を取られたことを知りました。11月号に載っているのでしょうか。残念ながら私がいただいた号には載っていませんでした。またどこかで読めることを楽しみにしています。ますますのご活躍を!
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2006年2月号 (はるはたあかね)
2005-11-11 12:18:24
来年の「中部短歌」の2月号に載ります。

新人賞なので1年間の月例詠草から15首(だったかな?)自選したものを載せていただけるようです。・・・ってまだまとめてないのですが。



かすみさんの卓上噴水の作品、たのしみにしています。
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思いがけずに (かすみ)
2005-11-11 22:23:37
はるはたさん こんばんは。

中部短歌2月号買おうかしらん。

私も思いがけず卓上噴水に載ることになっています。いよいよ写真デビューです。普通のおばさんです。迷って結局娘の意見に従いました。問題は歌なんですけどね~
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