気まぐれ徒然かすみ草

近藤かすみ 

京都に生きて 短歌と遊ぶ

箸先にひとつぶひとつぶ摘みたる煮豆それぞれ照る光もつ

こころ覚え(13)

2004-11-05 19:41:04 | こころ覚え
ゆく秋の大和の国の薬師寺の塔の上なる一ひらの雲
(佐佐木信綱 「新月」)

雲に収束していく歌として美しい。私の愛唱歌です。

そらみつの大和の国を訪ふときの近鉄特急おしぼりを出す
(近藤かすみ 短歌人2004年11月号)




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