気まぐれ徒然かすみ草

近藤かすみ 

京都に生きて 短歌と遊ぶ

箸先にひとつぶひとつぶ摘みたる煮豆それぞれ照る光もつ

うたの観覧車

2005-01-19 19:19:49 | つれづれ
空の上には風船の国があると言ふこの子にひと日支へられをり

(小島ゆかり うたの観覧車 柊書房)

東京の空にぎんいろの飛行船 十七歳の夏が近づく

(小島なお 乱反射 短歌2004年11月号)

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小島ゆかりさんの短歌とエッセイの本、うたの観覧車を読む。
この中によく登場する長女の直子さんが、角川短歌賞の小島なおさん。
ゆかりさんの母としての懸命な生き方を、ちゃんと娘さんは見ているのだ。

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2 コメント

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小島ゆかりといえば… (貴彰)
2005-01-19 20:22:34
深見けんニ・小島ゆかり著『吟行入門 私の武蔵野探勝』を読んでます。

これがなかなか面白い。

俳句にも短歌にも役立つ本だと思います。
俳句と短歌 (かすみ)
2005-01-20 12:32:25
はい。図書館で見かけたけど、まだ読んでいません。

記念日俳句も、すすんでいるようですね。私はもうこれ以上、手を広げられないので、見てるだけです。

そういえば、坪内稔典さんの、短歌的人間俳句的人間という本があったと思います。いくら時間があっても足りません。