気まぐれ徒然かすみ草

近藤かすみ 

京都に生きて 短歌と遊ぶ

箸先にひとつぶひとつぶ摘みたる煮豆それぞれ照る光もつ

冷蔵庫

2007-12-31 22:21:08 | きょうの一首
天然の冷蔵庫だなを聞きたくて父と市バスにゆられとります 
(斉藤斎藤 渡辺のわたし)

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大晦日の京都は、めちゃくちゃ寒くて凍りそうだ。ましてわが家は、京都のチベットと呼ばれる辺境の地にある。
洗濯物を干すと、タオルがすぐに板になってしまいそうなくらいに寒い。
そして、斉藤斎藤の歌を思い出した。これは、題詠マラソンの冷蔵庫のお題で作った歌でもある。天然の冷蔵庫だな・・・という父の口癖を知っていて、聞きたいと思うところに父との深い関わりが垣間見える。市バスという設定も庶民的だ。

今年も「気まぐれ徒然かすみ草」を読んでくださってありがとうございました。
来る年も、ぼちぼち続けたいと思います。よろしくお願いいたします。
ほな、良いお年を~♪

冷蔵庫の空いた隙間に詰めるクセあらたまらぬままひよいと年越す
(近藤かすみ)



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