タコあげに来しがいつしか子らの散り広場にわれのみたこあげてゐる
「桃太郎」「一寸法師」妻は子の耳にふきこむ拝金主義を
子供用のネクタイ締めてやるときの首やはらかし危めたきまで
文鳥にうまれかはりて先の世の妻の手にのることのあるべし
少年のわれの不思議は喧嘩せぬ近江兄弟社にはじまりぬ
(吉岡生夫 草食獣第四篇 和泉書院)
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吉岡さんの家族詠は面白い。ご本人を知っているからだろうか。
この本の装丁は川本浩美。川本さんの歌が読みたい・・・
「桃太郎」「一寸法師」妻は子の耳にふきこむ拝金主義を
子供用のネクタイ締めてやるときの首やはらかし危めたきまで
文鳥にうまれかはりて先の世の妻の手にのることのあるべし
少年のわれの不思議は喧嘩せぬ近江兄弟社にはじまりぬ
(吉岡生夫 草食獣第四篇 和泉書院)
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吉岡さんの家族詠は面白い。ご本人を知っているからだろうか。
この本の装丁は川本浩美。川本さんの歌が読みたい・・・
「草食獣」で押すやりかたは、粘っこさを感じさせます。
短歌そのものが、歌集をいう形でもっともっと書店に並び読まれることを、切に願います。
京都の青磁社のお世話になっています。
そして装幀は川本浩美氏にお願いしました。
いろいろとあって、しんどい目をさせてしまったけれども、川本さん、ありがとう。