気まぐれ徒然かすみ草

近藤かすみ 

京都に生きて 短歌と遊ぶ

箸先にひとつぶひとつぶ摘みたる煮豆それぞれ照る光もつ

今日の朝日歌壇

2005-04-25 23:11:54 | つれづれ
癇癪の因は仕事の不出来にて妻子ようまくわれを無視せよ
(長尾幹也 朝日歌壇 4月25日)

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長尾幹也さんは、以前から朝日歌壇で見かける人。エッセイも連載しておられたと思う。
家庭だから、安心して自分を出せるという作者の気持ちがわかる。それでいてちゃんと思いやりもあるのだ。家族がイライラしていたら、そっと放っておいて、おいしいものを食べさせてあげるのが主婦の役目かもしれない。

スーツ脱ぎネクタイ外しそののちも企業戦士は仕事を恋ふる
(近藤かすみ 短歌研究詠草 2005年5月号)



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