気まぐれ徒然かすみ草

近藤かすみ 

京都に生きて 短歌と遊ぶ

箸先にひとつぶひとつぶ摘みたる煮豆それぞれ照る光もつ

黒糖

2006-02-22 23:31:44 | おいしい歌
てのひらにいまあり難くあるものは奄美黒糖のかたまりひとつ

家人(いへびと)の一瞥もせぬ黒糖を秘密の箱よりとりだして舐む

(小池光 静物)

**************************

食べたいと、一言で言えば済むものを、「てのひらにいまあり難くある」と言うのが短歌だなあとつくづく思う。
甘いものは魅力があり食べたいのに、なんとなく控えなければいけないように思うのは、糖尿病の心配からだろうか。一旦、お菓子の封を切って食べ始めると、相当食べてしまう。さっきから、スーパーで買った100円の茶玉どんぐりという飴を、5個ほど食べてしまった。そういえば、以前小池さんが、かりんとうのことをブログに書いていたのを読んで、いけないと思いつつ、ひと袋食べてしまったことがあった。脳を働かせるためには、やはり糖分は必須。仕方がない。

琥珀色のつぶらの珠を南北に分くる白線どんぐり飴の
(近藤かすみ)



最新の画像もっと見る