気まぐれ徒然かすみ草

近藤かすみ 

京都に生きて 短歌と遊ぶ

箸先にひとつぶひとつぶ摘みたる煮豆それぞれ照る光もつ

人はみな

2006-12-30 01:12:52 | きょうの一首
人はみな帯にみじかしたすきにながしハチマキすれば病気の殿様
(小池光 短歌研究1月号 指紋)

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ウチには何故か短歌人1月号がまだ届かないので、手元にある短歌研究1月号をパラパラと読む。
人はみな・・・と大上段に振りかぶって、帯にみじかし・・・というきまり文句を入れて、病気の殿様で落とす。不条理感、わけのわからなさ、ズラシを味わう作品なのだろう。しかし、こころにひっかかって残る歌である。同じ初句の歌に、永田紅の「人はみな馴れぬ齢を生きているユリカモメ飛ぶまるき曇天」がある。

これに平行して、奥村晃作『ただごと歌の系譜』をボチボチと読みすすむ。
合い間に家族とキムチ鍋を囲む。こんなこと報告してどうする!



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5 コメント

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Unknown (ゆう)
2006-12-31 16:34:11
はじめまして。
今年11月から短歌を始めたのですが、
入門書を読んでも、難しくてサッパリ分からない。
諸先生方の歌集を読んでも・・・。
ということで、こちらのブログで勉強させて頂いてます。

勝手気ままに愚作短歌(らしき?)ものを作るのは、
わりと簡単ですが、きちんと勉強してと思うと
難しいですね。

来年も「かすみ草講座」で勉強させて頂きたいと
思ってます。是非よろしくお願いします!

良いお年をお迎え下さい。
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Unknown (かすみ)
2006-12-31 19:00:19
ゆうさん はじめまして。
マイペースで、読んだ歌集の感想や、自作の紹介をしています。まだまだ批評眼も鈍く、足りないところもありますが、ぼちぼち続けたいと思っています。
ネットでキツいことを言えない性格(臆病者)なのです。まあこれも私の持ち味ということで。
どうぞよろしく。
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Unknown (あづまはや)
2008-05-24 05:16:21
人はみな「きまぐれ徒然」読んでいる。近頃めっきり減ったぞ更新。
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Unknown (あづまはや)
2008-05-24 05:21:06
 近頃はめっきり更新回数が少なくなったので、致し方なしに私は、過去の記事を再読しております。失礼。
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Unknown (かすみ)
2008-05-24 09:33:32
あづまはやさん こんにちは。
いつもご愛読ありがとうございます。
すみません。鋭意努力いたします。
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