気まぐれ徒然かすみ草

近藤かすみ 

京都に生きて 短歌と遊ぶ

箸先にひとつぶひとつぶ摘みたる煮豆それぞれ照る光もつ

題詠マラソン2004(36~40)

2004-10-05 10:47:27 | 題詠マラソン2004
036:流
こいのぼり二十数匹並び泳ぐ高野川その流れの上を

037:愛嬌
えくぼには愛嬌あると母の言ふ乙羽信子の情念はるか

038:連
雨の匂ひ連れてかへりしあをいろの傘たたまれてちひさくなりぬ

039
夕映えをモザイクにしてビルの窓朱から藍へといろ変へてゆく

040:ねずみ
パレットを洗へば流るる水の色しだいにねずみ色になりけり

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