気まぐれ徒然かすみ草

近藤かすみ 

京都に生きて 短歌と遊ぶ

箸先にひとつぶひとつぶ摘みたる煮豆それぞれ照る光もつ

谷崎萌え

2008-03-26 18:41:07 | きょうの一首
春琴の闇の温みに手を添へて昂まりゆきぬ佐助の指は
(短歌4月号 公募短歌館 米川千嘉子選 秀逸)

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一月に芦屋市谷崎潤一郎記念館に行ったときに作った即詠。
数年前、谷崎に嵌っていて、法然院のお墓も見に行った。いつか彼の小説群を舐めるように読んでみたい。画像はそのとき撮った書斎風景。

放課後の木琴鉄琴手風琴春琴慕ふは温井佐助ぞ
(近藤かすみ 題詠マラソン2004 お題・木琴)


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2 コメント

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春琴 (小川良秀)
2008-03-27 06:31:43
この春琴の歌、目に浮かぶように念いをめぐらしてくれます。
秀逸にはじない作品です。ぱちぱちぱち(拍手)
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Unknown (かすみ)
2008-03-27 17:17:55
小川良秀さま おひさしぶりです。
とうげ歌会、その後ずっと続いています。また参加してくださいね。
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