気まぐれ徒然かすみ草

近藤かすみ 

京都に生きて 短歌と遊ぶ

箸先にひとつぶひとつぶ摘みたる煮豆それぞれ照る光もつ

現代短歌作法 小高賢 新書館

2007-01-18 21:00:10 | つれづれ
鴎外の口ひげにみる不機嫌な明治の家長はわれらにとおき
(小高賢)

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ふと新刊書店の短歌の棚で手に取った『現代短歌作法』が滅法おもしろかった。
小高賢が新書館から最近出した本。とくに、短歌自分史という章が興味ふかい。もともと短歌に興味の薄かった小高氏が、馬場あき子との偶然の出会いから、どんどん短歌にのめり込んで行く様子が、くわしく書いてある。短歌の入門書というのは、何冊も出ているが、現状を知るにはとにかく新しく書かれた本が、役に立つし面白い。本の名前は堅いけど、とれとれピチピチの短歌の本。おすすめです。



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6 コメント

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Unknown ()
2007-01-19 05:28:59
僕が生まれて初めて買った短歌雑誌「NHK短歌」四月号。

その中の、「現代短歌アンソロジー」(だったと思います。)の瀾は毎月担当者が変わるんですが、はじめて読んだのが、小高賢さんでした。

題は「父」。今考えると、小高さんにとって、これ以上ないくらい、ピツタリな題でしたね。

あのときは、現代短歌のことをなーんにも知りませんでした。



あー、懐かしい。
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たいへんな記憶違い。 ()
2007-01-19 19:45:29
僕がはじめて読んだ「現代短歌アンソロジー」の瀾の題は、「帽子」。(選ばれたのは小高賢さん。)

「父」の題は六月号でした。

ということは、「現代短歌アンソロジー」は三ヶ月くらいで担当者が変わる、ということに。

あぁ、「NHK短歌」も買わなくなったからなぁ。



ちなみに「父」の題で、小高さんはこの、ご自分の有名な歌は選ばれていませんでした。

粋だな。
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Unknown (かすみ)
2007-01-19 22:07:28
森さん こんばんは。
これは去年のことですか。半年ほどで猛烈に現代短歌のことを勉強なさったんですね。NHK短歌は、朝が早いのでまず見られません。従ってテキストも買っていません。なんだかあれもこれもと思うと収拾がつかなくなります。

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Unknown ()
2007-01-20 00:11:00
いやぁ、猛烈って程ではないですね。

のんびり、やっとりますけぇ。
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Unknown ()
2007-01-20 00:22:27
そうそう、「NHK短歌」は木曜(←だったと思います。)夕方五時半に再放送してません?

僕は都合がいいときに見てます。

まぁ、ビデオにとって見る程に、見たい番組じゃないってワケですが。
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いざ東京へ (かすみ)
2007-01-20 09:22:43
森さん みなさん
あすの新年歌会のために、けふから東京へ行きます。
なんだかドキドキします。京の田舎者?
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