気まぐれ徒然かすみ草

近藤かすみ 

京都に生きて 短歌と遊ぶ

箸先にひとつぶひとつぶ摘みたる煮豆それぞれ照る光もつ

O脚の膝

2004-11-17 19:52:12 | つれづれ
濃い。これはなんなんアボガド?
しらないものこわいといつもいつもいうのに

したうちをされた。
朝は忙しいけど 
したうちをしたらいけない

手でぴゃっぴゃっ 
たましいに水かけてやって 
「すずしい」とこえ出させてやりたい

(今橋愛「O脚の膝」北溟社)

歌集という体裁の中に、ナマのものを見てしまった感覚。

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2 コメント

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ナマのもの (石田聖実)
2004-11-20 02:34:25
ナマのものを見てしまった感覚

というのは言い得て妙。
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写実 (かすみ)
2004-11-20 20:45:04
歌を作るには写実ができるようになることが必要です。自然の風景の写実ならいいが、自分の生活を写実したら、報告になってしまいそう。これを人が見て、ああだこうだと言われるとね。そこはフィクションも織り交ぜて歌にしなくっちゃ。歌をいうフィルターが要ります。私もときどき報告してますが…
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