気まぐれ徒然かすみ草

近藤かすみ 

京都に生きて 短歌と遊ぶ

箸先にひとつぶひとつぶ摘みたる煮豆それぞれ照る光もつ

題詠マラソン2005(95~97)

2005-11-19 08:08:41 | 題詠マラソン2005
095:翼
暮れいそぐ空より降りて川の洲に器用に翼たたむ五位鷺

096:留守
居留守にもそろそろ飽きて日の残る小庭にしげる猫じやらし引く

097:静
風の野に揺るるコスモス目になじみ静かにわたしの秋が深まる

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題詠マラソンのお題で作ることがなくなって、ほっと一息ついているのか、そのまま出来なくなっているのか。
題詠という方法から抜けて、自分の感動そのものから歌を作る方向に行かんとあかんと思うこのごろ。宝の山のようなみなさんの歌を読めないまま、宿題を残しているような気分だ。
↓この歌の数字が間違っていたら、あとで変更します。

時すぎて読めぬ歌うたわれを待つ題詠マラソン三万六千余首
(近藤かすみ)

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