気まぐれ徒然かすみ草

近藤かすみ 

京都に生きて 短歌と遊ぶ

箸先にひとつぶひとつぶ摘みたる煮豆それぞれ照る光もつ

朱の大鳥居

2010-08-27 00:24:42 | きょうの一首
待てど来ぬ5番のバスがわたくしにじつくり見せる朱の大鳥居
(近藤かすみ)

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先日、縁あって大阪学生短歌シンポジウムという歌会に参加しました。
そのときに提出した歌を、英訳していただきました。

waiting and waiting

for the number 5 bus,

I find my eyes filled

with the great red portal

of the Heian Shrine

http://www.geocities.jp/araragi_osaka/2010goudou-utakai1.html

また、この歌は、同人誌『鱧と水仙』第35号 でのデビュー作「秋の空間」の冒頭の歌でもあります。
忘れられない歌になりそうです。