翔たむとする絵皿の鷹を封じつつ盛りたる葡萄の幾房匂ふ
社会より置き去られしごとひそかにて週日(ウイークデー)のつきみ野妻ばかりの街
我慢とは五十までなり五十すぎては心のままに生きよ花蓼
巣立ちたる子を見送ればそれでよし鳥に老いたる父母あらず
朝ごとに薄くなりゆく手のひらを見てゐる祈り過ぎたる手のひら
(青井史 短歌往来5月号 青井史50首抄 沢口芙美選より)
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たまたまブッ○オフで買った短歌往来のバックナンバーは、青井史の追悼特集だった。青井史のことは、かりうどという結社を閉じて、すぐに亡くなられたということと、与謝野鉄幹の分厚い評論を書かれたということくらいしか知らず、歌を読んだのははじめてだった。
いまの私の気持ちにぴったり来る歌を抜書きしてみた。
社会より置き去られしごとひそかにて週日(ウイークデー)のつきみ野妻ばかりの街
我慢とは五十までなり五十すぎては心のままに生きよ花蓼
巣立ちたる子を見送ればそれでよし鳥に老いたる父母あらず
朝ごとに薄くなりゆく手のひらを見てゐる祈り過ぎたる手のひら
(青井史 短歌往来5月号 青井史50首抄 沢口芙美選より)
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たまたまブッ○オフで買った短歌往来のバックナンバーは、青井史の追悼特集だった。青井史のことは、かりうどという結社を閉じて、すぐに亡くなられたということと、与謝野鉄幹の分厚い評論を書かれたということくらいしか知らず、歌を読んだのははじめてだった。
いまの私の気持ちにぴったり来る歌を抜書きしてみた。