気まぐれ徒然かすみ草

近藤かすみ 

京都に生きて 短歌と遊ぶ

箸先にひとつぶひとつぶ摘みたる煮豆それぞれ照る光もつ

鞍馬の紅葉

2006-11-22 19:18:18 | つれづれ
なにとなく君に待たるるここちして出でし花野の夕月夜かな
(与謝野晶子)

遮那王が背くらべ石を山にみてわが心なほ明日を待つかな
(与謝野寛)

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きょうは、思うところあって、叡山電車(通称・叡電)に乗って小旅行。・・と言っても、うちは沿線なので、ほんのすぐそこ。
しかし、出町柳から来た電車は観光客で超満員。終点の鞍馬まで行って、山道を散策し、貴船に下りてあとはバスと電車を乗り継いで帰ってきた。
途中、与謝野寛、晶子夫妻の歌碑があり、晶子の書斎・冬柏(とうはく)亭もあった。紅葉が美しい。山道は木の根道と言って、でこぼこなので転ばないか非常に緊張しつつ、なんとか怪我もなく無事に帰宅。もっと歌を拾ってくる予定だったのだが、それはなかなか・・・