気まぐれ徒然かすみ草

近藤かすみ 

京都に生きて 短歌と遊ぶ

箸先にひとつぶひとつぶ摘みたる煮豆それぞれ照る光もつ

題詠マラソン2005(86~88)

2005-10-22 12:19:07 | 題詠マラソン2005
086:占
京極で買うた辻占懐に三月書房のガラス戸開ける

087:計画
計画を立てる計画スタジオの鏡の奥の奥までわたし

088:食
濃きうすき縞目うつくし卓の上のおぼろ昆布の潮の香を食む

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題詠マラソン2005を、ようやく完走した。
一日に一首以上すすまないと言う自己ルールを今年も達成した。
要するに行き当たりばったりで、その都度一首ずつ作って、ようやく100首に到達。
三月のスタートのころに作った歌は、もうすっかり昔のことのように思える。

これから、何をどう作っていくのだろう。
バレリーナが毎日レッスンを続けて肉体を維持するように、歌人も休まずに歌を作りつづけなければならない(らしい)。
当分は短歌を読むことで言葉の在庫を増やしたい。

関係ないけど今日は時代祭です。