気まぐれ徒然かすみ草

近藤かすみ 

京都に生きて 短歌と遊ぶ

箸先にひとつぶひとつぶ摘みたる煮豆それぞれ照る光もつ

題詠マラソン2005(76~80)

2005-10-01 23:41:33 | 題詠マラソン2005
076:リズム
鳴りひびくラテンのリズムに腰をふる骨盤旋回8の字横に

077:櫛
十本の指はいのちの通ふ櫛ほんとの顔を見せよと君は

078:携帯
飼ひ主に従ふ犬の証しとて持たされてゐる携帯電話

079:ぬいぐるみ
白きうすきぬひぐるみなる身のうちにもういちにんを飼ひてをりけり

080:書
朱の印を捺し書面もて届けねばならぬ大変しばらくはなし

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いよいよ10月に突入した。なんということもしないうちに時間が過ぎる。
このごろ、ブログを毎日更新しながら、人との距離の取り方について考える。考えてもどうにもならないのに、また考える。
題詠マラソン、ゴールまであとすこし。でも在庫は作ってないので、やはり毎日考える。何をやってるんだか・・・。以前の方がすっと歌を作っていた。ネットでも知り合いが多くなって、場の雰囲気を感じて、のびのび出来ない。

ぬるま湯で化粧を落とす真夜中のわたしを縛るものはわたくし
(近藤かすみ)