気まぐれ徒然かすみ草

近藤かすみ 

京都に生きて 短歌と遊ぶ

箸先にひとつぶひとつぶ摘みたる煮豆それぞれ照る光もつ

皐月

2005-05-23 18:58:28 | つれづれ
ああ皐月仏蘭西の野は火の色す君も雛罌粟われも雛罌粟

(与謝野晶子 夏より秋へ)

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五月も末にさしかかった。先月から始めたことがあって、あれもこれも張り切って緊張してやっていると、このところ疲れてきた感じ。五月病の一種なのだろうか。

このブログも、毎日更新したいと思って、なんとかつづけている。
短歌お勉強日記というコンセプトなので、何かお勉強したことを書こうと思うと、ネタを探さなければならない。
ブログを「自分の日記」と考えている人が多数派で、それなら書きやすいかもしれないが、プライバシーの保護を考えると、私はそれはしないつもり。情報漏れにこんなにうるさい世の中で、なんで自分から公開するのだろうと疑問に思う。自分を守るのは自分。
いつも自分なりの切り口を持って、書きたい。

ネット上の文字と文字のやりとりの中で、ほかの人が立派に見えたり自分がダメに思えたりする。ほんの短い時間に、気分が高揚したり、消耗したり。
バランスを取りつつ、ゆっくり行きたい。

薔薇色の挽き肉買ひてわがために捏ねる五月の冷たき快楽(けらく)
(近藤かすみ)