やわからなひかりのなかで一行の詩をかいている古稀の修司が
(荒津憲夫)
妻と子のふたつ寄り添う傘立てにわがずぶ濡れの黒を刺し入る
(長尾幹也)
「眠っているようなので今日は帰ります」娘のメモと黄のバラ三本
(宇佐美幸二)
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このごろ、朝日歌壇を毎週読むようにしている。新聞歌壇についてのいろんな意見を聞くが、よい歌はよいのであって、どこにあってもだれかが見ている。さまざまなものに触れて損なことはない。
一首目、寺山修司を歌ったもの。5月4日は命日。また今年は生誕70年。タイムリーな歌に寺山を読んでみたいと思った。
三首目、字余りの歌だが、ちゃんとリズムに乗って状況がわかる。娘さんの思いやりも伝わってくる。
(荒津憲夫)
妻と子のふたつ寄り添う傘立てにわがずぶ濡れの黒を刺し入る
(長尾幹也)
「眠っているようなので今日は帰ります」娘のメモと黄のバラ三本
(宇佐美幸二)
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このごろ、朝日歌壇を毎週読むようにしている。新聞歌壇についてのいろんな意見を聞くが、よい歌はよいのであって、どこにあってもだれかが見ている。さまざまなものに触れて損なことはない。
一首目、寺山修司を歌ったもの。5月4日は命日。また今年は生誕70年。タイムリーな歌に寺山を読んでみたいと思った。
三首目、字余りの歌だが、ちゃんとリズムに乗って状況がわかる。娘さんの思いやりも伝わってくる。