気まぐれ徒然かすみ草

近藤かすみ 

京都に生きて 短歌と遊ぶ

箸先にひとつぶひとつぶ摘みたる煮豆それぞれ照る光もつ

E/T

2004-11-16 12:05:58 | つれづれ
食卓のむかうは若き妻の川ふしぎな魚の釣り上げらるる

けふ一日(ひとひ)辛抱すれば救はれる、だらうつて夜から伝言が来た

短夜(みじかよ)のこころを殺す なんといふ上べばかりの花野であるか

(岡井隆 E/T 書肆山田)

現代短歌の先端をゆく歌集。一部が横書き その後「伊太利亜」。
京都精華大学の短歌講座が私の短歌の入り口でしたが、この秋の講座はなくて残念でした。
岡井さんなら、何をやってもけなさない気がする。ご機嫌が悪くなるかも。
こちらが盗みとるしかない。