城陽人のフォトアルバム

季節の移ろい、日々の情景、目に映る景色、町並みの風情や、カメラに映った画をそのままに貼り付けてゆきたいと思っております。

城陽文化財巡り・P3<<天満宮社>>

2013年08月19日 | 京都・城陽文化財巡り

シリーズとしてUPして行きたいと思っております

郷土の歴史、史跡、建造物、古き物などは多く存在します

それらを紹介するとともに、自分の知識として、

又、記録として残してゆきたいと思っております。


大きな地図で見る

これが市より紹介されている城陽市の文化財案内図です

平成4年現在ですので変更があるかもしれません

これによると33ヶ所の文化財が存在します。まるで西国霊場の数と一緒です

では巡礼といきますか!?

これだけ回るのに時間は掛かりそうですが、スローライフの事とて急ぐ事はありません。

まーゆっくりと楽しみましょう

 

P3ページ(3)は枇杷庄枇杷庄に鎮座する

 枇杷庄地区の「天満宮社・本殿」

紹介しましょう。

上記『22』番です

城陽市文化財

この天満宮社は枇杷庄村の産土神です。ご祭神はもちろんあの菅原道真です

 

この御本殿は寛永四年(1627)に造営されています。

屋根は第2室戸台風による損壊のため鉄板葺に改築されています。

本殿説明版

本殿は側面を二間とする三間社流造です。

本殿の朱塗りが美しいですね

ぐるりと白壁の塀が取り囲んでいます

本殿の屋根の一部が前方に突き出す三間の向拝を持っています。向拝とは拝礼する場所となっているところを

指します

この彫刻が施されている白い部分は蟇(蛙)股と呼ばれます

上の重さを支えるために,蛙(蟇)が脚を広げてふんばった姿勢と似ているところから蟇股と名が付けられました。

蛙股の装飾・様々あるそうですがこちらは彫り物となっていますね

 

この白い部分は木の端、すなわち「木鼻」と云い美しく彫刻により装飾されています。

右端の少し曲がった柱が見えますが、建物内部の柱の間に渡した部分で、梁といいます。

こちらのこれは繋海老紅梁(つなぎえびごうりょう)と呼ばれます。

アーチのようになっていて虹が掛かったように、又、海老のように曲がっているのでこう呼ばれます

木鼻は象や漠が多く用いられ、この木鼻は像のようですね

屋根の下部にあって桁を隠すものを降懸魚(くだりげぎょ)と呼ばれます

破風の頂点(拝み)の所にあるものを拝懸魚(おがみげぎょ)と言います

こちらも蛙股ですがシンプルで装飾性はありません

 


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