12月1日、日本が今回初めての化石賞<Fossil of the Day>を受賞したのに引き続き、12月2日(金)と12月5日(月)と週をまたいで連続して第1位に選出されました。
◆ 12月2日(金)の化石賞
1位 日本
授賞理由は、土地利用、土地利用の変化と林業(LULUCF)に関するコンタクトグループで、日本が提案した森林などの吸収に関する目録の不履行の基準が、すべての国に自動的に適用され、京都議定書の下におけるすべての吸収活動の妥当性が損なわれる可能性があるというもの。
* マラケシュ合意では、各国が条約事務局に報告する年次排出・吸収目録が正確であることが、京都メカニズムの参加の適格性要件になっています。マラケシュ合意で、吸収源を除く温室効果ガスの排出・吸収については、審査した結果、訂正された排出量が提出された排出量を7%以上超過している場合は、正確性を欠くとして京都メカニズムに参加できなくなるとされています。吸収源については、この基準が決められず、宿題として残されていたものです。今回の日本の提案は、吸収源の不履行の基準の計算方法について、訂正率を計算する分母に吸収源以外の化石燃料などすべての排出量を入れることにより、訂正率を大幅に少なく計算できる方法で、これが通ってしまうと、実際の吸収量より大幅に多い吸収量を報告できることになってしまいます。
2位 カナダ
日本の提案をサポートしたこと。
3位 アメリカ
SBSTAの総会などで、島嶼国への特別なニーズに対する認識を促す議題に対して反対し、そのような議論は「適応5ヵ年計画」の中でやればよいと発言したこと。
◆ 12月5日の化石賞
1位 日本とEU
次期約束期間の議論で、いつまでに合意するかの期限を提案していないこと。
2位 オーストラリア
環境大臣が「京都議定書の問題は、世界のほとんどの国々、特に急激に排出量を増やしている開発途上国が含まれていないこと」であり、「参加している先進諸国は目標を10、20、25、30%にでも増やせばよい」と発言したこと。
(写真:12月2日の今日の化石賞の授賞の様子。プレゼンテーターはCASAの大久保ゆり)
◆ 12月2日(金)の化石賞
1位 日本
授賞理由は、土地利用、土地利用の変化と林業(LULUCF)に関するコンタクトグループで、日本が提案した森林などの吸収に関する目録の不履行の基準が、すべての国に自動的に適用され、京都議定書の下におけるすべての吸収活動の妥当性が損なわれる可能性があるというもの。
* マラケシュ合意では、各国が条約事務局に報告する年次排出・吸収目録が正確であることが、京都メカニズムの参加の適格性要件になっています。マラケシュ合意で、吸収源を除く温室効果ガスの排出・吸収については、審査した結果、訂正された排出量が提出された排出量を7%以上超過している場合は、正確性を欠くとして京都メカニズムに参加できなくなるとされています。吸収源については、この基準が決められず、宿題として残されていたものです。今回の日本の提案は、吸収源の不履行の基準の計算方法について、訂正率を計算する分母に吸収源以外の化石燃料などすべての排出量を入れることにより、訂正率を大幅に少なく計算できる方法で、これが通ってしまうと、実際の吸収量より大幅に多い吸収量を報告できることになってしまいます。
2位 カナダ
日本の提案をサポートしたこと。
3位 アメリカ
SBSTAの総会などで、島嶼国への特別なニーズに対する認識を促す議題に対して反対し、そのような議論は「適応5ヵ年計画」の中でやればよいと発言したこと。
◆ 12月5日の化石賞
1位 日本とEU
次期約束期間の議論で、いつまでに合意するかの期限を提案していないこと。
2位 オーストラリア
環境大臣が「京都議定書の問題は、世界のほとんどの国々、特に急激に排出量を増やしている開発途上国が含まれていないこと」であり、「参加している先進諸国は目標を10、20、25、30%にでも増やせばよい」と発言したこと。
(写真:12月2日の今日の化石賞の授賞の様子。プレゼンテーターはCASAの大久保ゆり)