きたへふ(Cチーム)のブログ

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国道299号・十石峠を走ってみた

2010年10月24日 | バイク
【記事作成日:2010/11/13、訪問日:2010/10/23】

去る10月23日、これから寒くなる前にちょっくらツーリングでかけようと
思い立ち、横浜から関越道の本庄児玉IC→R254→上野村へ行き、そこから
キツイ山越えの田口峠・十石峠を越えて、再び上野村へ戻ってくるという
酷道マニア向けのルートを堪能してきました。


今回のメインルートの地図(http://chizuz.com/map/map77935.html)


このエントリでは国道299号の十石峠越えルートを、長野県の佐久穂町側から
群馬県の上野村側(地図でいう左から右)にかけて走行した感想を記載します。

※ 上半分の上野村→南牧村→臼田までの田口峠越えルートの感想については
  こちらのエントリを参照下さい


R141の千曲病院入口交差点を左折してR299十石峠方面へ



いきなり「この先大型車通行不能」の看板が出迎えてくれます



佐久穂側から古谷ダム辺りまでは、2車線の走りやすい道路が続きます



ダムの放流警告看板(いたる所にあります)



大型車通行不能の看板



十石峠まで残り5kmを切った辺りから…



ついに来ました、狭くて見通しの悪い道路が…



一旦持ち直したやと思いきや…



逃げ道のない、狭い1車線の枯葉いっぱいの道路

実際にこの辺りで対向車の自動車をやり過ごすために、バイク側の私が
道路のちょっと膨らんだところに逃げ込んで、車が通りすぎるまで待つ
ということが何度かありました。



十石峠より佐久穂側の道は極端に狭いですが、
日当たりは良くて、木漏れ日の中を走るのが気持ちよかったです。



そして十石峠に到着

近くの温度計を見ると気温16℃になっていました。この日は快晴で、
冬鮭(ウインタージャケット)で歩いていると汗ばむような気温でした。
グローブは夏用メッシュタイプでも全然大丈夫でした。



十石峠には駐車場とトイレと展望台があります(写真はトイレ)



この日は外国人のライダー4名程がいました



十石峠展望台

展望台へは自由に登ることができます(無料)。
展望台の入口から上までは螺旋の階段を上ります。中に電灯はないので、
日が暮れてからは懐中電灯がないと辛いと思われます。



展望台からの眺め1:佐久穂側の道路



展望台からの眺め2:駐車場とトイレ



十石峠から上野村側に下り始めたところ

やはり狭い道路が続きます。
ただし晴れた日だと気持ちの良いところです。



林道のようなところとの分岐点

この道は降りていくと県道124号(ぶどう峠越えルート)に到達する道で、
十石峠より上野村側が潰れているときの迂回路となるところらしいです。
機会があればどんな道か確かめてみたいところです。

【2011/11/07 追記】
 この道路は林道矢弓沢線(矢弓沢林道)です。先日実際に走ってきましたので
 詳しくはこちらの走行記を参照ください。



分岐点のすぐ近くにある警告看板×3



警告看板1(大型車の通行はご遠慮下さいの看板)



警告看板2(道路幅員狭小 大型車通行不能の看板)



警告看板3(法面・幅員警告の看板)

この先 高さ3m以上の車両及び大型車は通行不能
(のり面オーバーハングによる高さ制限及び道路幅員狭小のため)」
と書かれてあります。



枯葉の舞う道路

十石峠より上野村側は、日当たりが悪くなります。



木を組み合わせて作った落石防止柵

同じような柵が何カ所もあります。



道の良いところだとこんな感じ



道が良くなったと思ってなめていると、再びこんな道に…



法面オーバーハングの場所に到達

この崖の個所は狭い1車線かつ上部がせり出しているため、
高さ3m以上の車は通行不能となっています。



森の中の狭い道



上野村側の冬期閉鎖ポイントまで到達



閉鎖ポイントは林道 日影平線との分かれ道にあります

なお「この林道は通り抜けできません」との案内板が立っています。



もしばらくすると県道45号(南牧村・下仁田方面)の分岐点に到達

これでぐるり1週してきたことになります。



その後、ぶどう峠方面に進んで浜平温泉しおじの湯に到着

ここは日帰り温泉施設で、入浴料は500円でした。
営業時間は10~18時で、火曜日が定休(火曜が祝祭日はその翌日)。
温泉は当たり障りのない透明なお湯で、硫黄臭のする白濁湯が好きな
私にとっては、あまりパッとするものではありませんでした。

浴室設備は内湯とちょっとした露天風呂のみでサウナ等はありません。



しおじの湯でいただく地元料理

豚肉まいたけソース焼き(450円)+いのぶたソーセージ(500円)
+ご飯とお味噌汁の定食セット(250円)で合計1200円なり。
豚と豚でかぶってしまいました((C)孤独のグルメの井之頭五郎)。

ツーリングに出かけたときは、温泉施設で地元の郷土料理を頂くのが
大好きなのですが、大抵の場合1000円を超えてしまいます…

この日はその後、土坂峠→両神→荒川→秩父→正丸峠→犬伏峠
→名栗村→青梅→青梅ICから圏央道+中央道で帰宅しましたが、
中央道から先が高速も下道も渋滞が酷くて堪えました。(;´Д`)



まとめと補足、これから走行される方へ

R299の十石峠は、酷道マニア?に知られる関東近辺の著名な悪路です。
2年前に通ったときはざーざー降りの雨で、十石峠よりも上野村側の道は
「小川が道を横断している」ような個所が所々にあって、泣きそうになった
覚えがあります。(;´Д`)

今回は爽やかな好天であったことと、その直前に走った酷い路面の田口峠に
比べると全然マシだったこともあり、苦もなくのんびりと走り抜けました。

感想を列挙しますと、

・舗装路という意味での路面は、それ程悪くはなかったです。
 本当に悪い道だとアスファルトが取れて土になっていたり、ぽっこり大きな
 穴が空いていたり、苔が生えていたりするものなのですが、十石峠の道は
 それ程酷くはなく、路面にヒビが入っている程度でした。
 ただし枯葉が積もって滑りやすくなっている個所があるので、バイク海苔の
 方は注意されて下さい。

・十石峠より佐久穂側は、狭い道が続くので注意が必要です。
 十石峠より佐久穂側は、悪路の区間は短いものの、バイクと自動車の離合も
 困難な区間が少々続きます。車同士の離合だと相当泣けるはずです。
 そのうえR299は交通量が全くない訳ではなく、対向車と遭遇する可能性は
 それなりにあると考えた方がよいでしょう。
 (私の場合は、峠まで3台、峠を下りるまでに5台程、対向車がいました)

 逃げ道のないブラインドカーブで対向車とはち合わせになっても大丈夫な
 ように、スピードを落として心の余裕を持って通行されて下さい。

・十石峠より上野村側は、暗くて長い山道です。
 十石峠より上野村側は、片側が壁のような山肌になった薄暗い森の中を
 延々と走ります。道幅はバイクと自動車が苦しまずに離合できる1.5車線
 程度であることが多いです。
 バイク海苔の方は、落石やカーブでの浮き砂と枯葉に注意して下さい。

・ぶどう峠と同様に十石峠は冬期期間中閉鎖されます。
 冬期閉鎖期間は毎年クリスマス頃(12月下旬)~4月中旬ですが、山間部なので
 11月以降は閉鎖期間でなくとも路面が凍結している可能性がありますので、
 寒い時期のバイク海苔の方は、注意されて下さい。
 また、大雨や台風で通行止めになることもよくあるみたいなので、
 通行する人は事前に規制情報を確かめましょう。

 参考リンク:
  ・群馬県内の大雨等による通行規制情報(国道・県道)
  ・道路通行規制箇所の状況(佐久南部地域)





ツーリングマップル関東甲信越2011
クリエーター情報なし
昭文社

コメント (7)
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