LOS ANGELES FLIGHT DIARY

愛機ビーチクラフトボナンザで南カリフォルニアの空を駆ける日本人飛行機乗りの日記。

フライトログ:Carmageddon

2011-07-29 | Flight Log (機長)

恐らく全米で最も交通渋滞が激しいかもしれない場所、それがFwy405とFwy10の交差点からFwy405とFwy101の間の区間。Santa Monica Mountainで隔てられたValley AreaとWest LA Areaを繫ぐ大動脈。このFwy405が工事の為に2日間に渡って閉鎖することになり、Los Angelesが予測不能の大混乱になるのではないかと騒がれた。世の中の終わりの最後の大戦争Harmageddonをもじり、CARMAGEDDONと呼びマスコミが騒いだ。実際はLos Angelesの皆が理性的な行動を取り、大混乱にはならずに済んだ。

そんな一世一代の大イベントを、是非とも空撮したいと考えた。昼間のFwy405に車が一台も居ないなんて考えられないこと。もうそんな光景は二度と見られないかもしれない。さっそくサンタモニカ空港に向かい、愛機に乗り込んで空撮することに。

どういうコースを飛んで撮影しようか考えたが、とりあえずLeft Downwind DepartureでFwy405の上空を横切ることに。眼下には車が一台も居ないFwy405が広がる。さっそくそんな不思議な光景の撮影開始。そしてそのままFwy10を東に飛んでダウンタウンの横を抜ける。ダウンタウン周辺も車が少ない。Fwy101で山の向うに抜けたりこちらに来たりする人が多く、混雑すると思っていた。実際は皆が外出を避け、混乱を起さずに済んだわけだ。

そのまま南下し、トーランス空港を目指すことに。Goodyear上空で管制塔へコンタクト、Right base Rwy29R cleared to land、いきなりの着陸許可。そのまままっすぐベースに入り、ノーフラップで着陸した。そのまま給油スポットに向かい、両タンクとも満タンにした。すぐにRwy29Rにタクシーバック、Straight outで離陸し、海岸線を目指した。海岸線で左旋回、ここでfrequency changeとなった。ここからはちょっと変わったコースで、パロスバーデスの西端で左180度旋回、3000ftでトーランス空港 Class D Airspaceを越えるようなコースを飛んだ。

ここからは4500ftまでひたすら上昇、Special Flight Ruleで北上。そのままFwy405の撮影を継続、サンタモニカ空港の上空を越えてから降下開始。Right trafficに入るようにし、離陸時とは反対側を飛ぶことで、ちょっと違った角度でFwy405を撮影することにした。ショートファイナルからは危険なので撮影できなかったが、車が一台も居ないFwy405の上空500ftくらいを飛ぶのは不思議な感じだった。

1.5時間と短いフライトだったが、飛行機からじゃないと観れない景色を楽しむことができた。

 

 

 

 

 

 

 

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
映画405みたい (だっちぇす)
2011-08-02 23:20:50
あの405に車が一台も走っていない・・・
考えられない光景です。まるで映画405を見ているかのよう。DC10は降りてきませんが・・・(笑)
Unknown (C2)
2011-08-03 03:15:46
>だっちぇすさん
映画405、忘れていましたが、正にあんな感じです。思わす着陸したくなる程の広さでした。

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