恐らく全米で最も交通渋滞が激しいかもしれない場所、それがFwy405とFwy10の交差点からFwy405とFwy101の間の区間。Santa Monica Mountainで隔てられたValley AreaとWest LA Areaを繫ぐ大動脈。このFwy405が工事の為に2日間に渡って閉鎖することになり、Los Angelesが予測不能の大混乱になるのではないかと騒がれた。世の中の終わりの最後の大戦争Harmageddonをもじり、CARMAGEDDONと呼びマスコミが騒いだ。実際はLos Angelesの皆が理性的な行動を取り、大混乱にはならずに済んだ。
そんな一世一代の大イベントを、是非とも空撮したいと考えた。昼間のFwy405に車が一台も居ないなんて考えられないこと。もうそんな光景は二度と見られないかもしれない。さっそくサンタモニカ空港に向かい、愛機に乗り込んで空撮することに。
どういうコースを飛んで撮影しようか考えたが、とりあえずLeft Downwind DepartureでFwy405の上空を横切ることに。眼下には車が一台も居ないFwy405が広がる。さっそくそんな不思議な光景の撮影開始。そしてそのままFwy10を東に飛んでダウンタウンの横を抜ける。ダウンタウン周辺も車が少ない。Fwy101で山の向うに抜けたりこちらに来たりする人が多く、混雑すると思っていた。実際は皆が外出を避け、混乱を起さずに済んだわけだ。
そのまま南下し、トーランス空港を目指すことに。Goodyear上空で管制塔へコンタクト、Right base Rwy29R cleared to land、いきなりの着陸許可。そのまままっすぐベースに入り、ノーフラップで着陸した。そのまま給油スポットに向かい、両タンクとも満タンにした。すぐにRwy29Rにタクシーバック、Straight outで離陸し、海岸線を目指した。海岸線で左旋回、ここでfrequency changeとなった。ここからはちょっと変わったコースで、パロスバーデスの西端で左180度旋回、3000ftでトーランス空港 Class D Airspaceを越えるようなコースを飛んだ。
ここからは4500ftまでひたすら上昇、Special Flight Ruleで北上。そのままFwy405の撮影を継続、サンタモニカ空港の上空を越えてから降下開始。Right trafficに入るようにし、離陸時とは反対側を飛ぶことで、ちょっと違った角度でFwy405を撮影することにした。ショートファイナルからは危険なので撮影できなかったが、車が一台も居ないFwy405の上空500ftくらいを飛ぶのは不思議な感じだった。
1.5時間と短いフライトだったが、飛行機からじゃないと観れない景色を楽しむことができた。
考えられない光景です。まるで映画405を見ているかのよう。DC10は降りてきませんが・・・(笑)
映画405、忘れていましたが、正にあんな感じです。思わす着陸したくなる程の広さでした。