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銀婚式

2016年10月11日 08時38分23秒 | Weblog

  平成3年(1991年)の10月10日私は再婚でき結婚式を挙げた。あれから25年が経った。感慨無量。

 最近友人の女性が悩みを打ち明けた。「崖っぷちにいる」との文言にただならぬ気配を感じたので、妻と一緒に会って話を聞くことにした。娘さんが現在離婚調停をしているという。私は離婚も離婚調停も経験している。私は二人の子供を引き取り育てた。その女性も離婚して、女手一つで二人の子供を育てた。離婚や調停のことは、思い出すのも嫌である。しかし経験があることは、他人のことであっても分析しやすい。相談してきた女性は、母と娘が同じことを繰り返すのが母にとっての苦しみであるようだ。人はえてして責任が自分であるととらえがちである。ないとは言えないが、決して自分ひとりのものではない。と言ってもこれが私の娘のことになれば、この女性と同じように私は自分を責めるであろう。しかし今回は違う。私は自分の経験を基に客観的に持論を述べることができた。

 結論は直ちに離婚に持ち込むことである。調停は何の役にも立たない。ただ相手から自分がいかにダメな配偶者であるかを調停委員の前で繰り返し繰り返し聞かされる。自己嫌悪に陥る。そうでなくとも自分のダメさ加減には日頃から気が付いている。ここはスクラップ アンド ビルド、一旦結婚生活を解消して、まず自分の改造からやり直す。子供を育てながらとなると、更にハードルは高くなる。高くなればなるほど修行としては、効果大となる。

 離婚直後、私は3つの誓いを立てた。①子供二人大学を卒業させるまで面倒をみる。②二度と結婚はしない。③自分を叩き直して改造する。離婚後15年間3つの誓いに集中した。紆余曲折があった。①はできた。②は誓いを破ったが、後悔していない。③は未達成。③の努力と時間の経過が人生を変えた。③があったので②の誓いは破られることになった。

 ノーベル賞の医学生理学賞の大隈良典東京工業大学栄誉教授夫妻の受賞記者会見のコメントが私の関心を誘った。夫妻の出会いと結婚の経緯を質問され「・・・運命の出会いとしか言いようがない。・・・」と答えた。科学的な研究に没頭してきたノーベル賞をとるような学者が“運命的な”という言葉を使ったのが印象に残った。私は天才大隈教授とは比較にならない凡人だが、再婚した妻との出会いは、まさに“運命的な”であった。大隈夫妻をテレビで観ていて、こんな夫婦っていいなと感じた。

  最近テレビのコマーシャルで「半径30㎝のハピネス」というP&Gの洗剤の宣伝が流れる。とても観ていて好感できる。たしか流通ジャーナリストとして活躍して41歳の時、肺カルチノイドで亡くなった故金子哲雄さんが著書の中で書いていたことと重なる。金子さんはなくなる前に奥さんのために自分亡き後、どうすればよいかを細かく書き残した。それは奥さんが後に本にした。壮絶だが参考にしたいと私は思った。

  結婚の極意がここにある。結婚生活において30㎝以内に入れるのは、配偶者だけなのである。相談してきた友人の娘の旦那は、他の女性と不倫をしていた。一人だけではなかった。30㎝以内に妻以外の女性を入れてしまった。

  配偶者に理想や冒険を求めても無駄。自分を改造して相手に相応しくするしか道はない。銀婚式が金婚式になる日までに別人28号を完成させたいものだが・・・。

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