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皐月賞の法則

2016-04-12 17:00:00 | ダービー馬を探せ!2016
■血統傾向■

過去4年で、父SS系が【2-2-3】、母父SS系が【2-2-1】と、馬券対象になった12頭は父か母父に必ずSSの血を持っている。
クラシックをはじめ、重賞を総なめのディープインパクトだが、皐月賞では【0-2-2】と勝ったことがない。
一方、ディープのライバルであるキングカメハメハは、12年にコディーノが3着になり、初めて馬券対象になった。以降、13年はトゥザワールドが2着になり、昨年はドゥラメンテが1着と、年毎に着順を一つずつあげながら、遂に初制覇を遂げた。

他に複数回馬券になっているのは…
サクラユカタオー、サクラバクシンオーと快速血統のプリンスリーギフト系を母父に持つ馬が2年連続3着。
スペシャルウィークが、母父で2着1回、父で3着1回。

今年は、奇しくもディープ2頭、キンカメ2頭が4強を形成。4強の中では、13年2着のエピファネイアの半弟のリオンディーズが血統傾向的には一歩抜けているか。ただし、朝日杯FSの勝ち馬が皐月賞を勝ったというのは、13年ロゴタイプと92年ミホノブルボンの2頭しか思い出せない。
何はともあれ、近年稀にみる面白い皐月賞になりそう。4強対決もさることながら、皐月賞におけるディープとキンカメの覇権争いも楽しみだ。

■人気■

88年以降の過去28年。

<人気別成績>

1番人気が最多の8勝で、その連対率は50%。
2番人気と3番人気は連対数ではともに8回だが、勝ち星では3番人気(6勝)が上回る。ただし、番人気が3着が7回もあり、複勝率は54%と3番人気を上回る。2番人気は2着、3着のヒモ付けが正解か。

かつては、二桁馬番がしょっちゅう馬券になっていた時代があった皐月賞。97年にいたっては、サニーブライアン(11番人気)⇒シルクライトニング(10番人気)⇒フジヤマビザン(12番人気)で決まり、馬連5万馬券の大波乱となった。
だが、11年(震災のため阪神開催)以降の過去5年では、馬券対象になった20頭中18頭が4番人気以内と、固い決着が続いている。
となると、4強と言われている今年の皐月賞。終わってみれば4強同士の決着となる公算が高いのか。

■前走■

04年以降の過去12年。
かつては弥生賞組が強かった時代もあった皐月賞だが、トライアルレースが整備されるにつれ、その影響度は小さくなった。近頃ではスプリングSや穴を狙うなら若葉Sといった、比較的新しいトライアルレース組の活躍が目立つ。そんな中で、異色なのはトライアルレースでもなく、コース形状も中山とはまったく違うコースで行なわれる共同通信杯が、直近4年で2連勝中を含む3勝を上げており、俄然、注目を集めている。

<前走別成績>
弥生賞:3-5-5-41/54  6% 15% 24%
スプリ:5-3-2-53/63  8% 13% 16%
若葉S:1-4-2-20/27  4% 19% 26%
共同通:3-0-2-06/11 28% 28% 46%
その他:0-0-1-57/58  0%  0%  2%

その他で馬券になっているのは、10年3着のエイシンフラッシュで、その前走は京成杯だった。つまり、過去12年で馬券になった48頭中47頭は、弥生賞、スプリングS、若葉S、共同通信杯のいずれかのステップを踏んでいるということ。4大ステップレース以外を経由してきた馬に、まず用は無い。

■前走着順■
前走のステップレースと同様に、重要なのがその着順。

<前走着順別成績>
1着:9-4-5-56/74 12% 18% 24%
2着:1-3-4-33/41  2% 10% 20%
3着:1-2-1-25/29  3% 10% 14%
4着:1-2-0-10/13  8% 23% 23%
5下:0-1-2-53/56  0%  2%  5%

過去12年で馬券になった48頭中45頭が前走4着以内。
ステップレースは不問で、勝ち馬は前走1着馬が圧倒的。連対率で言えば、前走4番人気が狙い目となりそうだ。
前走5着以下で馬券になったのは3頭しかおらず、まずは、前走5着以下というのが足切りラインとなる。
ちなみに、馬券になった3頭には共通点がある。

<前走5着以下で馬券になった3頭>
07年2着サンツェッペリン(15番人気)…前走スプリングS8着(4番人気)
09年3着セイウンワンダー(4番人気)…前走弥生賞8着(2番人気)
11年3着ダノンバラード(8番人気)…共同通信杯9着(1番人気)

3頭とも前走では上位人気に推されていたが、その大敗により皐月賞ではセイウンワンダーは4番人気に支持されたものの、他の2頭は人気急落。それを嘲笑うかのように皐月賞では波乱を演出した。
前走上位人気で大敗し、本番で人気急落した馬。これに該当する馬を見付けたら、人気は気にせずに押さえておくべし。

先週の桜花賞では、断トツ1番人気のメジャーエンブレムが馬券圏外に消えた。その前走は、クイーンCを5馬身差のぶっちぎり勝利。
皐月賞で4強の一角を占めるサトノダイヤモンド。メジェエンのように抜けた1番人気にはならないだろうが、気になるのはその前走。前走きさらぎ賞を3馬身半差をつけての大楽勝というのが、メジェエンと同じ。しかも、鞍上はアンカツにメジャエンの乗り方を「下手くそ過ぎる」と酷評されたルメールだ。イメージがメジャエンと被ってしょうがないのは私だけだろうか。
ちなみに、前走きさらぎ賞組の成績は過去12年で【0-0-0-9】である。しかも、池江厩舎のディープ産駒で、きさらぎ賞から直行といえば、昨年のトーセンスターダムを思い出す。本番では3番人気に推されながらも、いいとこなしの11着惨敗…
それでも、サトノダイヤモンドを買いますか?