Mi Aire

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下町のビストロとスペインバル

2008-10-18 23:26:54 | エッセイ
金曜の夜、友人にとある下町のビストロへ連れて行ったもらった。
なにもない運河のそばの細い道にいきなりあるパリの小さな食堂風のお店。
中もそう広くはない小ぢんまりしたかわいらしいビストロだ。
お店の名前は「La Porte Rouge」(赤い扉)・・・。
ここのメニューはランチが1575円でディナーが2940円とリーズナブル。
その値段で前菜・メイン・デザート・カフェがプリフィクスメニューから選べる。
その選択肢もメニューにも7~8品あるのに、さらに本日のお勧めが黒板にかかれて数種類。
悩む悩む・・・(幸せな悩みだね!)。

私はアナゴのグリル、友人はパテとテリーヌを注文。メインは牛頬肉の赤ワイン煮込み、友人がひな鳥1/2羽のローストにんにく風味を注文。
なかなかボリュームもあるし、おいしかった。
自家製のパンも(バゲットとぶどうパン)おいしかったね。
デザートは友人がキャラメルアイスで私は即決でタルトタタン。これ大好物♪
しっかりと焼かれたリンゴにホイップクリームが添えられていて大満足。
料理のお皿は小ぶりの楕円形の白いお皿で、そんなとこも小さなビストロ風でいいね。

  * * * * * * * * * * * * * * * * 

さて、今夜は地元に出来たスペイン・バルに親友が連れて行ってくれた。
ここは下町の小さな普通の家を改装したバルで1階にコシーナ(調理場)と二人用のテーブル席が少し、2階にはソファがあってゆったりくつろげる大き目のテーブル席が3つある。
お店の名前は「RONDA」。ロンダはアンダルシアの古い街の名前だ。
そしてロンダにはスペイン最古の闘牛場と博物館がある。
どうやらご主人は闘牛好きとみえて、店内には闘牛のポスターなどが貼られている。
(ポスターにはビセンテの確か友人・フィニート・デ・コルドバの名前も・・。)



ここのタパスはとってもうれしいお値段で、スタンダードなものが揃っているのがうれしい。
ハモンもあるし、小さなフライパンで焼いてくれるホウレン草入りのトルティージャやエビのオイル焼きや、私の好物のイワシのマリネ(ボケロネス・エン・ビナグレ)・・食べなかったけれどサルピコンやいかの墨煮、などなど種類もなかなか豊富。パンもおいしかった。



                

そしてパエージャも最低2人前からというのが多い中、ここは1人前でも注文できるのがうれしい。
小さなパエジェーラで出てくるのだけどタパスの後では2人で十分な量だった。
ポストレ(デザート)にはサングリアのジェラートをいただく。
ごちそうさま!そして地元ゆえ歩いて帰れるのが何よりうれしい(笑)



下町にも最近はこんなふうなお店がふえてきて楽しい。
このバルの帰り道には去年できたイタリアンもある。
下町もインターナショナルなのね!
安くておいしくて気軽に寄れて・・・。
肩ひじはらないやさしさが下町の誇りなのだ。

お店に連れて行ってくれた友人たちに感謝・・・。



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2 Comments

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Unknown (yuk♪e)
2008-10-19 01:37:57
ハードワークに連日のバースデーお祝いと続く中!今夜も一緒してもらってありがとう(^^)早速お店がUpされていてびっくりしました(笑)
店のポスターから主人の闘牛好みやビセンテ様友人の名前までを刑事コロンボ並に見つける才能は流石!
また小粋な下町のお店に行きましょうね☆
ナランハのチョコ美味しかったです(^_^)
なんだかバレンシアを思い出してしまいました★
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早速・・・ (Angelita)
2008-10-19 07:38:23
yuk♪eちゃん

早速読んで頂いてありがとう!コメント早い~!
こちらこそよいお店を教えてもらって感謝です♪
バレンシアなつかしい・・・もうずいぶん昔ですね~
あそこで食べたパエージャが味が濃すぎておいしくなかったんだよね(笑)
でもカマレロのお兄さんたちが楽しくて、漢字で名前書いてあげて、ミニサボテンもらったんだよね。
なつかしい・・・。
また下町グルメしましょうね
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