朝の散歩～有栖川公園

久しぶりに有栖川公園へ。
土曜日は毎週午後だけ広尾で仕事をしているので以前はよく散歩していたけれど、最近行っていなかった。
有栖川公園は小さいながらも起伏のある斜面にあり、大きな池もあって景色に変化があって楽しい。
一番高いところには図書館もあり、ここも利用価値が高い。春先の梅から始まって、桜の頃、新緑の頃、秋の紅葉・・と四季を通して楽しめるし・・。
この公園の特徴は外国の方が多いということかな。近くには各国大使館も多く、そのせいなのか外国人の親子連れが遊んでいる姿をよくみかける。みかけるというよりも、もしかしたら日本人よりも多いかもしれないね。
公園の横にはナショナル麻布スーパーもあり、外国人の方には住みやすい土地柄なのもあるかもしれない。

広尾駅側から入るとすぐ眼の前に大きな池がある。右に行けばすぐに階段状になっているのでまっすぐに図書館のある広場まで行くことが出来る。左に行くとこれもまた上に登っていく道で図書館の方へつながるが、池の真中を通って登っていく起伏にとんだ道もある。
昨夜の大雨で地面はまだぬかるんだところが多いので、気をつけながら真中のコースを歩いていく。
夏の終わりの木漏れ日がやわらかくて心地よい。
季節はいつのまにか移っていく。
あんなに暑かった今年の夏も、もうそろそろ終わろうとしているんだね。



木の間に何かがきらりと光る。何かしら？
ああ、クモの巣だね。精巧なレース編みの真中に主（あるじ）がいる。
光があたって、芸術作品のようなクモの巣がきらきら光っている。
獲物にとっては芸術だなんて言っていられないのだけど、見ている分には美しい。



公園の上端までたどり着いて外にでて、今度はドイツ大使館の前の坂道を一気に下る。
途中にある教会の水色の扉が印象的。この扉の向うには異国が広がっているのか・・・。
礼拝の時間ではないので、今の時間は扉は閉ざされている。



急な坂道を降りていくとナショナルスーパーの前に出る。
週末の買い物をする外国人の家族連れでにぎわっている。
アイスクリーム屋さんのとなりの花屋さんの色とりどりのブーケを眺めながら振り出しに戻る。



　　　　　　　　　　　　　　　　



近くのイタリアンフレンチのレストランがやっているパン屋さん。
その向かい側のカフェはワンちゃん連れのお客さんが多い。

　

広尾はインターナショナルな雰囲気で歩いているだけでも異国気分だ。
いろいろな国の人たちが仲良く暮らす街。
日本人も外国人もない。みんな同じこの大地の上で暮らす地球人なのだ。



午前中の心豊かなひととき。さて、そろそろ仕事に行こうかな・・・。