Mi Aire

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朝顔市の風景

2010-07-09 18:51:04 | エッセイ
生粋の江戸っ子だった母は入谷の生まれ。
育ったのは入谷ではないのだけど、ここは母が生まれた街なのだ。
入谷で毎年7月の初めに開かれる朝顔市。
駅のすぐ近くの鬼子母神の境内に向かって道の端には朝顔の市がたつ。
家から朝顔市までは歩いても行ける距離なのに、実はあまり行ったことがない。
朝顔市は夜までやっているのだけど、やっぱり朝行かないと花が咲いているところが見られないからね。



今年は本当に十何年ぶりで朝顔市に行くことになった。
家からぶらぶら歩いて15分くらいかな?メトロなら一駅なんだけど歩いていったほうが楽しい。
昭和通りを渡るとそこからもう朝顔を売る露店が立ち並んでいる。
朝方雨が降っていたので、花は雨に打たれたのもありちょっと残念だけど、屋根の下にあったものは見事に咲いていた。




恐れ入谷の鬼子母神!ですね(笑)!

まずは鬼子母神の境内まで歩いていく。人がいっぱいだね。
境内の中でも朝顔が売られている。
それから朝顔のついたお守りとか、そんなものも売られている。
私は小さな朝顔がついた髪留めのお守りをスペイン語のマリア先生へのお土産に買った。
買うと火打石を叩いてお清めをしてくれる。
(マリア、カトリックなんだけどね~!)


実物はもっと小さいです♪

私は青い花が好き。そして父は絞りと白がいいとのことで、4色組み合わせのを鉢を二つ買うことにした。
とっても粋な女将(女将とはよばないかな?)が「茎の太いのを見ましょうね。」と言ってお奨めの鉢を探してくれる。
私の好きな淡いブルーと絞りの入ったのと、父の好きな白い大輪のと紅色が入ったのを選んでもらった。
青いのは「オーシャンブルー」なんていう名前だ。(なぜ英語!?)
「来年も来てね!」と女将の笑顔が清々しい。
江戸っ子の粋は大好きだ。江戸っ子の粋にふれると母を思い出す。



明日は何色が咲くかな?
夏の間、毎日朝顔を眺めるのが楽しみだね。


入谷の交差点からはスカイツリーが見えます!


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