ブックエンド

永年、埃を被った重石の山を整頓と日々意気込。
図書目録作成奮闘日記の目論見。

等伯展を観る

2010年05月11日 | 紀行
5月8日京都博物館に等伯展を観る。入館に60分待ち、期待が高まる。松林図屏風は依然七尾美術館で観ているが、今回もまた圧倒されてしまう。薄い防潮林ではなく迷い込みそうになるほど深い森を幻想させられる。遠くで潮風が鳴いている。この一室では廻りの喧騒が一瞬止ったかのように気にならなくなる。雪舟もいいがこの空間美がいい。デスクトップの背景として日々眺めているが、いい、ますますいい、また会える日を愉しみにしたい。

等伯は日本人好みなのだとつくづく想う。連休あとだというのにこの人気なのだから。


博物館の駐車場は収容台数が少なくあてに出来ない。偶然、博物館隣の豊国神社に駐車。以外と穴場かな、もちろん豊国神社には参拝してきましたよ。

大阪に向かい、今回の旅のもう一つの地、適塾と安居神社を訪れる。
適塾2階の大部屋の柱傷を眺め、大村益次郎・橋本佐内を思う。


安居神社に詣でる。勝利祈願の神社です。真田幸村終焉の地。幸村はどうして夜戦を仕掛けなかったのだろうか。もちろん夜は家康に逃げられる心配があるわけですが、川越でも厳島でも夜戦でなければ勝利しえない彼我の戦力差だったのですから。