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津波被災地に防潮堤を再建するのか?

2011-12-18 | いろいろ
津波被災地に防潮堤を再建し、さらに高さを増すような話も聞く。
ずっと、気になっている。

想定外を想定して備えるという公共事業万能型の考え方を反省しないのか。もう忘れたのか。防潮堤を超えないときは避難しなくて良いとなると、避難しないことが通常となり、それが被害を大きくしたのではないか。
高台に移転する計画がある場所では、過剰ではないか。
1000年に1度、100年に1度の想定のために、日々の海との暮らしをどの程度不便にして良いのか。

これらの理由に、もう一つ加わえる必要があるのではないかと思う。

ダイヤモンド・オンライン
「生き証人」が語る真実の記録と教訓~大震災で「生と死」を見つめて 吉田典史【第15回】 2011年11月29日
世界一残酷だった“引き波”と“滝つぼ現象”の破壊力
http://diamond.jp/articles/-/15069?page=3

桟橋付近で岸壁から海が深くなる個所での滝つぼ現象が被害を大きくしたとしている。しかし、3~10mの防潮堤からの落下も被害を大きくした可能性があるのではないか。すなわち、安全のための防潮堤がかえって生命の危険になるかもしれないということは知っておくほうが良いし、それでも必要な高さはどのくらいかを考える必要があるのではないか。
土木構造物を作ることが専門の人たちが、そこまで考えるかどうかについては、疑ってかかった方が良いと思う。

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