さあ!ドアを開けよう♪ 女性軍師は今日もゆく。

企業研修講師&大学非常勤講師の日々徒然。
~ 貌言視聴思(ぼうげんしちょうし)~

コア・ビリーフ(固定観念・信念)の「べき」

2015年02月05日 13時08分34秒 | アンガーマネジメント
「息子がドレスを着たって、私は構わない」
http://www.huffingtonpost.jp/seth-menachem/my-son-wears-dresses-and-thats-ok-with-me_b_6592966.html

親の「べき」や「はず」や、「ねばならない」が、
子どもの何かを摘んでしまいそうな、
そんな気がします。

幼稚園の先生をしていたとき、
3歳児の男児が、おひなまつり発表会で、お姫様役をしたいと
言い出したことがありました。
担任が保護者(おかあさん)に、確認したところ、
息子がそう言うなら、とおっしゃったので
彼は、お姫様役を練習して、発表会当日、
ひらひらのドレスとティアラをつけて、女の子たちに混じって、
お姫様を熱演しました。
お母さんも、ただニコニコ笑って、息子の晴れ姿を見ておられました。

彼には、その頃、生まれたばかりの妹がいて、
彼女がひらひらしたベビードレスを着ていたことに、
憧れていたのかもしれません。

彼が、5歳児の年長組になったとき、私が担任になりましたが、
優しい男の子で、妹を可愛がっていて、
スカートをはくわけでもなく、ドレスを着るわけでもなく、
受けとめる気持ちでいたけど、とくに発表会で女の子役を希望することも
ありませんでしたが、
彼のおかげで、そういえば、私も幼稚園のときは、
ウルトラマンの傘をさして幼稚園に行っていたし、
忍者のごとく、背中に刀をさして遊んでいたなぁ、と思い出したりしました(笑)。

昨今、学生にも、男性用スーツにネクタイを締めて、就職活動をする女子学生もいますし、
服装は男性でも気持ちは女の子の「男の娘(おとこのこ)」もいたりします。
理解者が増えるといいな、と思います。

私たちは、よく考えてみればどうでもいい「べき」や「はず」や、「ねば」で、
世界を狭めているのかもしれないですね。
コメント
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