昨日に引き続き ぬまざわです
今日はその2として河南省の世界遺産をご紹介します。
河南省の世界遺産は3か所
①洛陽の中国三大石窟 龍門石窟
②安陽の甲骨文字の発祥地の殷墟
③登封の少林寺塔群を含む”天地之中”歴史建築群
そのうちの龍門と登封をご紹介します。
登封の”天地之中”歴史建築群は、河南省に聳える五岳の中心をなす嵩山周辺で歴代の王朝時代に築き上げられてきた、嵩山少林寺をはじめとする8件の歴史的建造物群を対象としています。太室闕と中岳廟、少室闕、啓母闕、嵩岳寺塔、少林寺建築群(常住院、初祖庵、塔林)、会善寺、嵩陽書院、観星台です。
その中で特に有名なものをご覧下さい
中岳廟
前漢元封元年(前110年)武帝劉徹が嵩山を見物した時、祠宮を大規模に建造。現存する廟は明代のものです。
観星台
元世祖至元十三年至十六年(1267~1269年)に建てられ、中国で最も古い天文台である同時に、世界的にも天象を観測する最も早い建築物の一つです。
嵩岳寺塔
嵩山南麓に位置し、北魏孝明帝正光年間(520~525年)に建てられ、中国で現存する最も古いれんがの塔です。
少林寺
1万人以上の学生たちが武術に励んでいました。
少林寺にある銀杏の木には嘘か本当か 指の鍛錬でできた穴がたくさん
少林寺の最後の見学は塔林
少林寺歴代高僧の墓地で、塔林には唐、五代、宋、金、元、明、清7時代の古塔228が残っています。
映画「少林寺」を見た世代としては、感動のひとことです。いたるところで子供たちが武術の練習をしていました。
少林寺も実はけっこう歩きます。演武をご覧になる場合は時間にも要注意で、中国の方がとてもたくさん来ているので早めに行くことをおすすめします。帰りはバスまたはカートで戻れますが、演武、お寺、初祖庵【ふつうはいかないかもしれませんが今回は行きました】、塔林 全て見ると半日はかかります。
続いては洛陽の龍門石窟です。
北魏の孝文帝が山西省の大同から洛陽に遷都した494年(太和18年)に始まります。特に有名な窟は、5世紀末の「古陽洞」。宣武帝の計画を受けて開削された「賓陽洞」3窟のうち、実際に北魏に完成したのは賓陽中洞のみであり、南と北洞の完成は唐の初期のもの。北魏時期の代表的な石窟としては、「蓮華洞」が見られる。また、北魏滅亡後も石窟の造営は細々とながらも継続され、「薬方洞」は北斉から隋にかけての時期に造営された石窟です。
また写真にもある有名な盧舎那仏のある675年(上元2年)に完成した「奉先寺洞」。
本尊、盧舎那仏の顔は、当時既に実権を掌握していた武則天の容貌を写し取ったものと言う伝説があるそうです。
現在の龍門石窟は駐車場から電動カートで入口へ。そこから石窟の見学がはじまり、全部見終わると橋を渡り、対岸から全景の写真をとり、また電動カートで入口へ戻る形となります。また1人25元だすと橋を渡らず船で戻ることもできるので、楽ですが全景の写真がとれません。どちらを選ぶかは皆さんで選んで下さい。
どちらも世界遺産にふさわしい見所です。忙しいツアーでは人によってはあきらめてほとんど見ることができないかもしれません。じっくり見たい方は、ぜひキャラバンで!
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