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白い滑走路

2010年01月14日 12時21分19秒 | 添乗報告


こんにちは。JALの再建問題が大詰めを迎えていますね。
昨日はJALの株価が一桁になり、今日もこれがJALの株価?と目を疑うような金額で取引されているようです。近日中に上場廃止うんぬんの結論が正式に決定されれば、紙屑同然になってしまうかもしれませんね(既に紙屑同然か)。


日本を代表する航空会社がこのようになってしまったことは、旅行業に携わる者として、また日本人としてもとても寂しいことです。莫大な税金を投じて再建させることについては色々な意見があると思いますが、個人的にはこのまま姿を消すことなく誰もが憧れたかつてのJALの姿に早く戻って欲しいと願っています。


題名の『白い滑走路』というテレビドラマをご存知でしょうか?1974年に放映されたJALを舞台にしたテレビドラマで、当時私はまだ少年で母が熱心に見ていたのを傍らで内容もよくわからずに見ていたのですが、ジャンボジェット(B747)がとても格好良く、フライト先の外国の街並みがとても新鮮で、田宮二郎さんが演じたプロ意識の固まりのような機長や、松坂慶子さんが演じたお茶目なスチュワーデス(今はキャビンアテンダントですね)もとても素敵で、子供ながらにとても印象に残るドラマでした。今思えば内容的には機長の奥さんが失踪するという重い内容でしたが・・。(笑)


最近、CS放送で深夜に再放送されているので録画して観たのですが、ドラマとはいえ当時のJALは本当に格好良かったですね。海外旅行が今ほど一般的ではなく、乗客の期待も今と比べて相当大きかったと思いますが、その期待に応えるべく過酷な訓練を受けた優秀なスタッフ達が、鶴のマークのプライドをもって一流の仕事をされている様子が見てとれます。


あれから35年余り・・こんなことになってしまうとは。


ここ最近2回程出張した際、いずれもJAL便を利用したのですが、ドラマは別として私が旅行業に入った頃と比較しても、随分変わったなと感じさせる部分が目に付きました。あくまでも私の個人的な感想なのですが、かつての過剰ともとれるようなサービスは影を潜めて逆に物足りないと感じるほどでした。たまたまなのか、方針なのかはわかりませんが、何かを変える時にはやはり良い方向に変わらなければお客様は逃げてしまいます。


弊社も今月で創業丸15年。これから20年、30年とお客様に支持していただけるように更に変化が求められてくると思います。昨今の不況という厳しい環境の中、コスト削減はどこの企業にも求められることですが、コスト削減の名の下に改善はしても改悪になってはいけません。そのことを肝に銘じて、昔は良かったと言われないようにこれからも弊社をご利用のお客様のニーズに合った旅行商品、サービスを提供していかなければならないと思っています。


受け売りなのですが、今年は『商売から勝売、そして笑売』で終れるように頑張ります!

東京、本田でした

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