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僕たちバンパクトリオだぞ

2009年09月06日 21時25分19秒 | 添乗報告
大阪支店の真田です。
9月になったというのに大阪では連日の真夏日。何となくシャキッとしなかった8月より体感的には暑いのではないかと思います。
私の住んでいる物件が夏は暖房冬冷房が自動で入るエコなマンションだけに余計こたえます。南半球ならちょうど逆なんですけどね。

さて戦後日本を代表するビッグイベントと言えば1970年に開催された「大阪万博」(正式名称は「日本万国博覧会」)。関西の人々にとっては東京オリンピックより印象深かったりします。万博を開くには国際博覧会条約に加盟する必要があるのですが、1965年2月に加盟するとその年の9月には開催決定。石原都知事も羨む手際でした。77カ国が参加し、183日間で6421万人の来場者数は万博史上最高。特に前年アポロが持ち帰った「月の石」の展示には長蛇の列ができました。万博会場そのものも「未来都市」として設計され、展示館も温度、湿度が自動調整される当時としては最新のシステムを導入していました。もっとも一日の消費電力90万キロワットは奈良市全域(人口約36万人)に匹敵、排出したゴミの量総計40万立方メートルは人口60万人の都市並みとイマイチ地球に優しくない部分もありました。さらに期間中の迷子は48,000人。人にも優しくなかったり。とはいえその後のつくば万博(正確には「国際科学技術博覧会」だけど)、愛知・地球博とつながる道を作ったのは確かです。ところで「松下館」で展示され今は大阪城公園に埋設されているタイムカプセル。5000年後の6970年開封って誰が覚えているのでしょうか。
(歴史メモ:万博は19世紀ヨーロッパ各国で開催されるようになった国内博覧会を統合する形で発足しました。第一回は1851年ロンドン、第四回の1889年パリ万博ではエッフェル塔が建造されました。日本でも1940年に開催準備を進め前売り券まで発売されましたが、戦争激化のため中止。その時の前売り券は大阪万博でも有効とされ、約3000枚が使われました。ちなみに地球博でも有効とされ約90枚が使われたそうです。)

来年2010年はいよいよ上海万博。大阪万博を超える来場者数7000万人を目標にしているとか。来年の夏の計画は決まりですね。

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