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桃源郷

2013年01月11日 20時16分15秒 | Weblog
桃源郷

(唖蝉坊の日記)より

♦2500年前の中国で道【タオイズム】を説いたのは老子でした。

道(タオ)は徹底した自然主義で、小賢しい人間の浅知恵を嫌います。

まず近代西洋の合理主義とは全く正反対の考え方です。

100年も生きられない人間が、与えられた短い生命時間の中で見聞し経験した浅薄な知識を元に考えついた哲理、哲学など如何ほどの真理があるか?在りはしない。

森羅万象は天の計らいであり、天の理に則りつき従うことが最上の道であると考えたのです。

真理は時代と共に変質、変化するようなものではない。

また天の理(絶対的真理)は自然の中にしかないと、老子は考えていたのです。


♦悪魔的人間が考え出した、小賢しい浅知恵の代表的な例が自由主義(資本主義)と社会主義(共産主義)という対立概念です。

これは奪い合い殺し合い、人を不幸にするためのイデオロギーであり天の道はイデオロギーなどを遥かに超越したところにあります。


♦ある物事に付いて判断する時、どちらが正しく、どちらが好きか嫌いかは、各人の立つポジションによって異なりますが、選択肢は個人に在ります。

しかしこれを国家が選択し国是とした場合、個人の選択肢はなくなります。

国是に異論をさしはさむことになりますから、官憲の監視の対象に置かれ、時にはスパイ扱いされ命の危険が伴います。

僅か70年前のイデオロギー的対立から世界は東西に分かれ戦争にエスカレート、これまでに何千万、何億と言う人間が殺し合いをしました。

一応戦争が終わってもそのイデオロギー対立は灰の中の消し炭のように今でも燃え続け、アメリカ、中国、北朝鮮のようなエゴが固まった悪魔的な国が世界に多大な迷惑をかけています。


♦人間が考え出した社会システムの根っこはエゴイズムに基づいていますから、絶対に対立が起こり、互いに譲り合うことなどありません。

彼等は国連や各種サミットなどで、口では平和や愛を唱えながら裏で核兵器を作り、大陸間誘導ミサイル、空母、巡洋艦、潜水艦、爆撃機、ステルス戦闘機、化学兵器、生物兵器などを大量生産し、武器見本市まで開いて軍拡競争を煽っています。

そんなことをすれば、互いに疑心暗鬼が募ります。


シリアの内戦もパレスチナ・イスラエルの血を血で洗う争いも全てエゴの対立です。

人間が考え出すことのほとんどは天の道から外れているのです。

平和の祭典と言われるオリンピックでさえ、国威発揚の道具となり、各民族国家はメダルの獲得競争に血道を上げ、自国選手の勝敗に一喜一憂するのです。


♦アヌンナキというネガティブな宇宙人に遺伝子操作されて誕生した人類は、もともと不完全で、調和和合などを嫌うように作られているのかもしれません。


2500年前でもアセンションマスターだった老子は人の本質が反自然で利己的なものであると看破したのでしょう。

つまり、天意に背く身勝手な欲望を厳に戒めたのです。


老子の根本思想は徹底した「無為自然」の一言に尽きるのです。

では老子はどのような世界を理想と考えていたのでしょうか?

老子が書いたと言われる「道徳経」80章には次のような文言があります。


老子80章

小國寡民。

使有什伯之器而不用;使民重死而不遠徙。

雖有舟輿,無所乘之,雖有甲兵,無所陳之。

使民復結繩而用之,甘其食,美其服,安其居,樂其俗。

鄰國相望,雞犬之聲相聞,民至老死,不相往來


(現代語訳)

人口の少ない小さな国。

そこでは便利な道具が沢山あっても誰も使わず、人々は命を大切にして危険な遠征などはしない。

船や車があっても誰も乗らず、鎧や武器はあるが誰も身に着ける者はない。

人々は昔ながらの素朴な暮らしを送り、その日の食事を美味しく食べ、着ている衣服を立派だと思い、自分の住居で安らかに暮らす。

そんな暮らしを楽しんでいるので、隣の国がすぐ近くにあり、その鶏や犬の鳴き声が聞こえるほどであっても、人々は老いて死ぬまで、お互いの国を行き交わす事もない。

これこそ人の世の理想郷である。


♦ 老子の理想はこの3次元世界ではほとんど実現不可能です。

多分老子はサイババのような超能力者だったのかもしれません。

チャネリング情報では、アセンションした人々は、思いを瞬時に具現化出来ると言っています。

欲しいものは念じるだけで目の前に現れ、どこかへ行こうと思えば、瞬時に目的地にワープ出来ると言っています。

道教は仙術の素ともいわれ、まあ孫悟空のような秘術が使えるような修行をしたのでしょう。


♦しかし、外部世界と接触を断ち鎖国上程で桃源郷を拵えようとしてもそれは無理と言うものです。

チベットやブータンを見れば解りますが、外部と接触せず自分たちだけで充足していても、中国と言う外敵がそれを許さないのです。

人類の歴史は圧政者と被圧政者の関係しかありません。

グローバル時代と言われる現代でも、全ての国、全ての民族は東西どちらかの勢力の下で生きていかざるを得ないのですから、老子の思想はワールドエリートであるユダ金たちの常識に照らすと、現実を無視した耄碌ジジイの戯言でしかないのです。

余りにも性善説に偏り、自分だけが他人に関わり合わなければ、桃源郷はすぐ近くだと考えるのは愚かでバカな幻想であると言われるでしょう。


♦現代中国は、マルクス・レーニン・毛沢東の作った共産党一党独裁国家で、まさに老子の理想とする世界と180度位相がずれた生き地獄です。


多分老子が生きていた2500年前の中国も戦乱、動乱に明け暮れ、道徳や倫理など欠片も無いような世界だったのでしょう。

老子はキリストと同じ高次元のスターピープルで、自ら波動を落とし、肉体化して人間に化け、天の道、人の道を教えるためにこの世に生まれてきたのでしょう。

為政者に道を説けば、地球全体が桃源郷になると考えていたのかもしれません。


♦人間同士が互いに節度を持って接し、無用な争いをしなければ平和は保たれ桃源郷が生まれるとの考えは、プレアデス、シリウスなどのチャネリングメッセージによく似ており、道教思想に近いように思えます。


♦日月神示には天は地球の生きとし生ける者に有り余るほどの物を与えているのに、他人のものを強奪しようとするイシヤという因業な奴らがいるから争いや戦争が起きる。

そして、このイシヤのために日本は潰れたかと思う処まで追い込まれるが、神一厘の計らいによってこの国は生き返ると言うのですが、人類が憎しみ合い殺し合うような世界を構築しているその徒党が、地上から全員退去しないうちは意識のユニテイも起こらず、老子の言う桃源郷も生まれないでしょう。


アセンションした世界とは、老子の道徳80章にあるような桃源郷のことではないでしょうか。

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